灰色の空のむこうには…

僕が以前担当していたお店でかなりお世話になったパート
さんがこの２月で辞められるということで、なぜか僕を
ご指名したらしく、現担当の上司と同行して挨拶に行って
来ました。

ちなみにそのお店の担当を現担当の上司に変わったのが
今から４年前の話で、それまでも上司の手伝いで何度か
お店に行ったことはあるのですが、この前行ったという
のももう数年前の話になるのにふらっと現れるのも、
我ながら大丈夫かなと思っていたのですが。


お店に着いたらちょうどバタバタしてたのですが、その
パートさんは裏方メインで仕事されているので、僕が
担当していたときと同じ定位置であるバックヤードで
発見。

ひさびさの再会なのでどうリアクションを取ろうかと
思っていたのですが、なぜか手を振られてしまったので、
僕が手を振っていました。

どういうわけか僕の話はそのお店では上司が話している
のかツーツーで、僕が結婚するのもほとんどのお店の人
が知っていまして、そのパートさんが辞められると上司
に聞かされた先週に、たまたまそのパートさんから電話
がありまして彼女の写メを要求されてたのです。

僕は知らなかったのですが、その要求されたときって
いうのがお店でのそのパートさんの送別会のときだった
らしく、快く写メを送ったところすぐさまそのお店の
みなさんが知ることとなり、パートさんとしゃべって
いるときに僕を見かけた社員さんたちは結婚おめでとう
ございますと、声をかけられたりして何だか気恥ずかしい
気分になったりしました。


お店が忙しいのをよそに、売り場から隠れてパートさん
と話していますと、僕が担当していたときに特に仲の
良かったお店の社員さんも近寄ってきまして、いろいろ
と近況を報告しながらお店での最後の挨拶をしていた
のですが、パートさんと社員さんとの会話の中で聞き
逃せないことが。

それはその２人での僕のあだ名のことで、なぜか２人の
中では僕はハンバーグと呼ばれていたんだそうです。

僕の好物はハンバーグというよりも唐揚げなのに、そも
そもそんな好物の話をお店でしたっけ？と思いながら
どうしてハンバーグなのかを尋ねると、いつもお昼御飯
にハンバーグを食べていたからだとか。

そういえば、たいていお店を回るのは２件目か３件目
だったので、お昼御飯を食べる前か食べた後に回って
いまして、食べる前ならこの後にこってりラーメンを、
食べた後ならお店に来る途中にあるハンバーグ屋さん
に寄っていたような。


まさか自分でも忘れているそうしたことを、今でも普通
に覚えてられるとは思いもしなかっただけにうれしい
反面、どこまで僕の食生活はムチャクチャだったのかと
思ってしまいました。

出会いがある以上、別れがあるのは仕方のないことなの
ですが、お店ではお別れでもまた会うことはいつでも
出来ますので、また飲み会の席がそのお店であったり
したときにはぜひともお誘いいただくように、お願いを
しておきました。

どうしてもおうちの事情でパートの方は長続きしない人
が多いのですが、そのパートさんは僕がお店を担当して
いた２年間の前からお店にいたので、最低でも６年以上
仕事をされていまして、おうちのことをしながらお店で
働きつつお世話になっていましたので、本当にお疲れ
さまだったと思います。