灰色の空のむこうには…

昨年は仕事の都合で行けなかったのですが、毎年恒例の
花見に大人買い先輩とカートン姉さんの３人で行って
きました。


毎回、大人買い先輩のおうちから自転車で行ったところ
にある桜が名所の川沿いの公園でバーベキューをするの
ですが、今回はちょうど新商品の発売時期ということも
あり、昨日まで各店でその商品を展開していくという
仕事で先輩が体力の限界に来たらしく、スーパーに買い
出しに行って外で食べようということに。

お昼すぎに先輩のおうちに行って、さくっとスーパーで
花見の定番である揚げ物からビールに焼酎までを買い出し
をし、いつもの公園へと向かったのですが、さすがにこの
天気の良さからかお昼を過ぎていたということもあり、
どこも人が溢れかえるくらいでいっぱい。

こりゃ、落ち着いて食べることことも出来ないなぁと他
にベストポジションはないかなと新規開拓に乗り出した
ところ、ちょうど対岸にも公園のスペースというか憩い
の広場的なスペースがあったのでそっちに行ってみると、
まだ若木な桜のためか日除けスペースはほとんどなかった
のですが、対岸に満開の桜を望める静かな場所が。

ここは意外な穴場だと、そこにビニールシートを広げて
花見が始まり、のんびりんぐな感じでひなたぼっこを
しつつ、食べ物をつまんではお酒を飲むという感じで
過ごしていました。


そうこうしていますと、僕らのそばを散歩や広場で遊ぶ
人たちが通っていきまして、気が付けば小学生くらいの
お兄ちゃんと幼稚園に入るか入らないかくらいの弟くん、
そして若夫婦の姿が見えまして、弟くんは自転車に乗る
練習をしていました。

お兄ちゃんはさくさくっと自転車を乗っている横で、弟
くんは危なげな感じでお兄ちゃんを追いかけて乗って
いましたので、ちょうど僕らの前を通ったときに頑張れ、
頑張れと声をかけましたところ、弟くんはちょうど自転車
を降りて運んでいたタイミングだったので、何を思った
のか、お母さんのほうに持ち上げて運んだのです。

お母さんのところに着いたので、今度こそお兄ちゃんを
追いかけるのかと思ったので、頑張れと声をかけると今度
は僕らのほうに自転車を運び出し、声をかけるごとに僕ら
とお母さんの間を自転車を持ち上げて往復するということ
に。


そのうちにお兄ちゃんが来て、自転車に乗らずに走っての
追いかけっことなりまして僕らが応援していますと、なぜ
か弟くんに僕が指名されまして追いかけっこに混ざること
に。

とてもじゃないですが子供の体力に敵うわけもなく、１回
で降参しましたら、今度は大人買い先輩が追いかけっこに
参戦させられてまして、そうこうして一緒に遊んでいました。

若夫婦は、僕ら酒飲みの怪しげな集団とお子さんが一緒に
遊んでいても警戒する素振りもなく、遠くから見守って
いてくれたために、遊びを堪能することが出来たのですが、
どうもその広場の向かいにあるマンションに住んでいるそう
で、休日にはこの広場で遊んでいるそうです。


毎年恒例にも関わらず、たまたまこの広場に来ての花見に
なったのですが、まさかこうしたお子さんたちとの出会い
があるっていうのもなかなかにいいものですね。

お兄ちゃんには今度この広場であったら、お菓子をあげる
と約束してもらったので、また機会を見つけてはこの兄弟
に会いに行きたいと思います。