灰色の空のむこうには…

今日は久しぶりに僕が担当しているお店のお手伝いへと
行ってきたのですが、そのお店での出来事。


最近はよく目にするのですが、買い物に来たご家族連れ
のお客さんがついつい商品を選ぶのに夢中になるあまり、
お子さんから目を離してしまったりします。

お店に立っているときに、そうした迷子のお子さんが
いたりした日には両親を見つけるまで泣き叫ぶものです
から、てんやわんやの大騒ぎになるのです。


今日もそんな迷子のお子さんがいたのですが、最初は
何があったのかとみんながそっちのほうを向くくらい
ヒステリーに泣き叫びながら走り回ってたのです。

その叫び声たるや、たとえるなら救急車のサイレンの
ようなドップラー効果みたいに、遠くのほうで騒ぎ声
がすると思ったら近づいてきてまた遠ざかったという
感じでした。

さすがにそんなに大声で走り回っているとお店の人も
気付くもので、その子を見つけた店長が確保しようと
追いかけていったのですが、まだ５歳にもなってない
くらいのその子はどういうわけかパニックになって
走り回っているにも関わらずかなり素早く走り去って
行くので、これがなかなか捕まえられず。


そんな光景を見ていた僕だったのですが、こう言うと
失礼かと思うのですが、店長がお子さんを追いかける
姿というのがかなり危険な香りがしたのです。

というのもその店長、年は４０歳手前な感じでお若い
のですが、見た目は「トランスポーター」に登場する
ジェイソン・ステイサムにそっくりななかなかワイルド
な感じの方。

しかも、ちょっと前に散髪に行ったのか、なぜか丸坊主
になっていまして、本家のジェイソン・ステイサムより
いかつい感じになってるものですから、追いかける姿を
見ている方としては、泣き叫びながら逃げ惑う子供と
襲おうとする不審者に見えたり、またなまはげが子供を
驚かしているようにしか見えなかったり。


店長が子供を抱き上げてちょっとしてから、ご両親が
ちゃんと見つかったみたいで問題は解決したのですが、
見た目で判断するのはアレですけど僕の中でその光景は
なかなか見れない面白いものでした。