灰色の空のむこうには…

今日、会社の朝礼でおめでたいことに後輩くんの結婚発表
がありました。

うちの会社では結婚発表と同時に社長のほうからご祝儀を
もらえるのですが、その後輩くんは奥さんとなる人もうち
の会社の人間なために２人分もらっていました。

というのも、奥さんのほうは体調がすぐれないということ
で長期休暇中だったりするのですが、実のところ僕はこの
発表まで結婚するということを知らなかっただけに、どう
やら近々退職するための有給消化かなとようやく気付いた
訳なのですが。


で、今日もいつものように乙女先輩と帰ろうとしています
と、珍しいことにその後輩くんも一緒の時間になったので
方角は違うけど途中まで帰ろうということになりました。

僕らウォーキングして帰るときは、コンビニか酒屋さんで
アルコール補給をして帰るのがお約束なパターンなので、
今日は後輩くんの結婚発表ということもありこれは祝杯だ
ということでコンビニに寄ったところ、後輩くんは乙女
先輩に借りがあったそうでなぜだか乙女先輩はごちそうに
なっていました。

先輩がごちそうになっていたのなら僕もごちそうにならない
とやりきれないと思い、僕も便乗してみますとあっさりと
オッケーしてくれたので、なぜかお祝いされるはずの後輩
くんのおごりで乾杯することに。


そうして歩きながら帰っていたのですが、ふと乙女先輩に
どうせ後輩くんを襲うなら今日がベストですよ！と僕が
吹き込むと、先輩も知らず後輩くんも見てなかったみたい
なのですが、実はうちの会社からのご祝儀って一律７万
ほど出るのです。

そのご祝儀が２人分に会社の組合から１人１万もらえる
ので、いったい今日の後輩くんはいくら持っているのか、
それに気付いた乙女先輩は一言、今度叙々苑をおごって
と言ってました。


面白かったのが後輩くんのボヤキでして、他の法人担当
の人からはおめでとうと言われたのに、僕らのような同じ
法人担当の人間からはみんなおごれと言われるってどう
いうことですかと言ってました。

まぁ、僕もご祝儀をもらったときは散々言われたものです
から、それは避けては通れない道ってやつですよね。