灰色の空のむこうには…

今日もいつものように店回りをしていましたら、パートの
おばさんに新婚生活はどう？と聞かれまして話していたの
ですが、うちの彼女はピアノの先生をしていますと言い
ますと、そのパートさんの結婚された親戚さんもピアノを
されていたそうでその方の話を聞かされたのですが、それ
がまたすごかったです。


その親戚の方はパートさんのお兄さんの娘さんでして、音大
を卒業されてピアノの仕事をしようと考えたそうなのですが、
ピアノでの就職が厳しかったみたいで音楽の先生になられた
そうです。

趣味でよく一人で海外旅行をしていたそうで、たまたま長江
下りをしているときに知り合った人と結婚されたんだとか。

その男性は結婚したときは助手だったそうなのですが、今は
助教授になったそうで、パリの大学で教えているらしく、
奥さんも一緒にパリに付いて行って日本語学校の先生をして
いるそうです。


それを聞かされて、その親戚の方の行動力ってすごいなぁと
思わず感心してしまったのですが、いきなりフランスに行って
言葉をしゃべれるものかと思って質問してみたら、もともと
留学していたそうで英語はぺらぺらだとか。

それはそれでまたすごいなぁと思っていましたら、何気なく
パートさんが驚くことを言い出しまして、旦那さんは日本語
をしゃべれないから普段は英語で会話しているらしいよと
言い出したので、僕は唖然とすることに。

いくらの長江下りでも、そこで出会って結婚までするなんて
旦那さんは日本人なんだろうと思っていましたら、これまでの
話の流れから案の定フランス人だそうで、そんな共通の言葉
がどちらの母国語でもない英語でのやり取りで結婚にまで至る
なんてと、その過程はいっさい端折られていましたがその間
の出来事を想像するだけであまりのドラマチックな展開にただ
ただ驚くばかり。


いやはや、旅先で出会って結婚するなんて、ほんとドラマの中
だけの話だと思っていましたのに、場所のシチュエーションが
外国な上にお相手が外国人の方となんてどれほど出来すぎた
展開で、本当にこういうケースもあるんだなぁと、思わず楽しみ
ながら聞いてしまってました。