灰色の空のむこうには…

自分でもいまだに信じられないのですが、昨日に引き続き
今日も大天津飯先輩のお店にお手伝いに行って、大物商品
であるマッサージ機の販売してきたのですが、これまで
かませ犬でしかなかった僕がミラクルで１台販売してしまい
ました。


昨日と同じで今日もかなりお店はヒマヒマでして、サクラ
にマッサージ機に座ってくれる人もいない中、ぼ～っと
お客さんが来るのを待っていますと、ちょうど僕らが立つ
イベント会場の斜め前がギフトのラッピングコーナーに
なっていまして、ラッピング待ちしていたお母さんがいま
した。

敬老の日前ということでラッピングコーナーが込み合ってた
みたいで、お母さんはこちらのコーナーに気付くとそばに
いたお子さんを連れてマッサージ機を試していいですか？
と聞いてこられたので、お客さんもいないし先輩もどこか
へ旅に出られてて僕一人だったため時間潰しを兼ねてあまり
嫌がられないように適当なタイミングでしゃべったりして
いますと、前からマッサージ機が欲しかったのよねぇと、
そのお母さんは言われたのです。

まぁ、こういう場ではお世辞というか礼儀でそんなことを
言う人が多いのであまり真に受けることなく接客しています
と、そこにご主人が登場されまして一緒にマッサージ機を
試してもらうことに。


ご主人が来られてからもずっとお母さんのほうはマッサージ
機を試されてまして、もうちょっと安かったらなぁと言い
ますので、一応お店と相談してきましょうか？と言いますと、
これくらいなら考えてもいいという値段を言われたのですが、
それはあまりにご無体な価格。

そこまではさすがに無理だと思いますが行ってきますと言い、
お店の人に値段を出してもらいますと、さすがにそこまでは
無理ですが気持ち値引きしてもいいとオッケーをもらいました
のでその値段を提示するも、お母さんは納得せず。

そんなやり取りをしているときに先輩が登場したので、先輩
に渡せるだけの記念品を渡していい許可をもらい、再度交渉
しますとお母さんの反応はちょっとよくなったのですが、
さすがに今日はマッサージ機を買いに来たんじゃないのでと
もう少し値段が…、と言われるのでお店の人のところに今度
は先輩に行ってもらいますと、今日決めていただけるのなら
と最終価格を出してもらいますと、お母さんが最初に言った
値段には程遠かったですが、それでもかなりお買い得な値段
になったので、それで決めてもらうことに。


僕としてはプレゼントのラッピングを待ってたお客さんが
買うなんてまさかまさかの綱渡り的な展開に驚きながらも、
こんな勢いで売れるとは思いもしませんでした。

先輩にはどうやって接客したのと終わってから聞かれたの
ですが、僕としてはたいした話もしないで座ってもらってから
お客さんの気分が乗ってきたところで今日がお買い得なのを
説明しただけと言いますと、さすがに驚いていました。

経緯はどうあれ１台の販売は１台の販売ですから、これまで
かませ犬でしかなかった僕も、ようやく販売出来てやっと
面目が立ちましたのでほっとしましたが、今回は本当奇跡
みたいなものでこう接客したら売れるという僕なりの接客が
ないので、次はいつ売れるのか自信がないだけに来週の応援
もかなり不安ですが今日みたいなお客さんにご来店いただける
ことを期待したいと思います。