灰色の空のむこうには…

今日も昨日と同様、大天津飯先輩のお店へお手伝いに行って
きました。


さすがに３連休ということもあり、昨日はまだお客さんは
入っていたほうですが今日は激減して、さっぱり売れずと
どうしようかと嘆いていたところ、ふらっと売り場のほうに
お客さんが。

普通のポロシャツを着たおじさんでとてもじゃないですが
いかにも休憩に来たように見えまして、ちょうど時間も夕方
前だったので僕が接客するので先輩には休憩に行ってもらう
こととしました。

とりあえずマッサージ機に座ってもらって、さらっとお相手
をしてたのですが、そのお客さんが気持ちいいと気に入って
もらえたので良かった良かったと思っていますと、いきなり
携帯で電話されたのです。


電話されながらここのコーナーにいると言ってるので、もう
少しわかりやすい場所の案内を伝えますと、ふらふらっと
現れたのがジーンズにＴシャツ姿の奥さん。

僕らのイメージとして、高額商品を買うときは夫婦２人で
一緒に見て最終決定権は奥さんにあるというのが暗黙の了解
みたいなものでして、お客さんだけ体感してても待ち合わせ
をしてたのかなぁと思ってますと、お客さんが奥さんにモノ
は試しにやってみればと言い、ちょうど他にお客さんがいな
かったので体感してもらうことに。

奥さんはそんなにコリの悩みはなさげだったのですが、お客
さんのほうがマッサージ機が手放せない状態で、ちょうど家
にあったのが壊れたんだとぽろっとおっしゃいまして、これ
はいいとすごく気に入ってもらいました。

いくら気に入っていただけたとはいえ、他の売り場で買い物
をされたついでに寄ったという雰囲気だったので、マッサージ
をしていただくのをメインでちょろちょろっと説明するという
感じでお話してましたら、急にぼそぼそっと隣で試している
奥さんとお客さんが話し出しまして、このシリーズは色が何
があるのとおっしゃられまして、全色を展示してましたので
見比べていただきますと、これにしますといきなり言われて
しまいました。


僕としては、ぽそぽそっと相談されたくらいから雲行きが
変わったように見えたのですが、まさかここで即決するとは
思いもしなかっただけにびっくり。

しかも、お客さんはそのマッサージ機がいくらのお値段かも
聞かないでこれが欲しいとおっしゃいまして、商品を決めら
れてから後で値段を聞くというミラクルな展開に。

ちょうど休憩から帰ってきた先輩に購入特典の準備のお願い
をすると、何が起こったのかわからないまま用意してもらい
まして、後で経緯を話しますと３０分も経たないで即決する
なんて衝動買いをさせるマジックだと驚かれてしまいました。


調子に乗った僕はココが違うんですよと、バシバシ自分の腕
叩いてましたら、先輩にどうしたん？蚊でもとまってるの？
と言われてしまいまして、それをやるならこっちやでと先輩
は二の腕のほうを叩かれてました。

僕は手首のあたりを叩いていたのですが、腕ならどこも一緒
かと思っていたのに若干の違いがあったとは、せっかくの僕
の雄姿も台無しのような…。