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カテゴリ:映画な話
ゴールデンスランバー 思い出ってさ、だいたい似たようなきっかけで 復活するんだよ 自分が思い出してれば向こうも思い出してる 仙台に暮らすごく平凡な30歳の独身男、青柳雅春。金田 首相が凱旋パレードを行うその日、大学時代の同級生・森田 に呼び出された彼は、“お前、オズワルドにされるぞ。 とにかく逃げろ”と謎の警告を受ける。その直後、背後の パレード会場で爆発音がしたかと思うと、なぜか2人の前 に警官が現われ、躊躇なく拳銃を向ける。訳もわからぬ まま反射的に逃げ出した青柳は、やがて自分が身に覚えの ない証拠によって首相暗殺の犯人に周到に仕立てられていく ことを大量のマスコミ報道で知る。青柳の元恋人で大学時代 のサークル仲間でもある樋口晴子は、事件の報道に驚き、 かつての仲間たちに連絡を取ろうとするのだが…。 この映画が公開された当時は、原作が本屋大賞や山本周五郎 賞を受賞した作品ということでかなり話題になり、ぜひとも 観に行きたいと思っていた映画でしたので、ようやく地上波 で見ることが出来てとても期待したのですが、良い意味でも 悪い意味でも伊坂ワールド的なオレ都合オレ設定な映画で、 はっきり言うと僕的には残念な映画でした。 広げた風呂敷はすべて片付けるのがセオリーで、きちんと 畳むかそれともどうしていくのかをいかに想像させれるか ということが手腕の見せ所だと思うのですが、細かな伏線 は見事に回収しているというのに、大きなストーリーの根幹 である首相暗殺の件については放りっぱなしで終わっている というこのラストには、いささか不完全燃焼でした。せめて、 どうして2年前にちょっとテレビで話題になったくらいの 主人公をターゲットにしたのか、それがイメージというのは 動機付けとしては弱すぎるものなので、そこだけでも明らか にしてくれればもう少し自分なりに想像出来たと思うのです が…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.02 21:16:21
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