灰色の空のむこうには…

今日もいつものように店回りをしてまして、ひさびさに
寄ったお店で言われたことに思わず感動してしまいました。


そのお店は僕が担当している法人さんのFC店さんなので、
お店には社長さんや部長さんがいたりするのですが、社長
の奥さんと世間話をしていたときにうちの店の自慢は、
７５歳の人でもビデオの録画が出来るということですと
言われたのです。

お店としてはわずか４０坪程度の売り場面積しかない
小さな電気屋さんなのですが、他の量販店さんみたいに
大きなイベントや価格競争は出来ないけれど、サービス
には力を入れていて、買った商品の使い方がわからない
と電話があると直接お店の方がお客さんのところに行き
使い方を説明したり、お店まで聞きに来られた人には
何度でも店頭にある商品を使って説明するので、お客さん
には満足して喜んでもらえるそうです。


電化製品なんて売り切りのお店が多く、使い方がわから
ない人はメーカーに聞いてもらうとか電話での対応だけ
というお店が多い中、そうしたサービスを当たり前の
ようにやっているところって、逆に考えると少なくなった
ような気がします。

ましてや、これだけネット社会が加速した中でモノの
買い方なんてお店以外でも２４時間カンタンに買える
ようになっているのですが、買った後のフォローをして
くれるところはとても心強い存在ですよね。

値段が安いというのはとても魅力的で、探せばいくら
でも安いところなんて見つかるのですが、実際自分が
その商品を買った後のことを考えますと、なかなか値段
だけでは割り切れないものがあるような。


ちなみに以前、僕はそのお店で初めてDVDプレーヤーを
買ったのですが、さっぱりやり方がわからないですと
素直に言うと、配線の接続を全部してくれてこの線を
テレビに繋げるだけで使えるというところまで設定して
くれたのをふと思い出したりして、相場を知っている僕
としては値段は少し高かったですがそこまでやってくれる
代価としては安いものかと思ったりもしました。

モノを買うというのにはそれなりの代価を求めてしまう
ので、いいモノを安くというのは当たり前のことですが、
少し高かろうがそれを補ってあまりあるサービスをする
このお店の存在というのは、地域の人には大変重宝される
お店なんだろうなぁと、奥さんのその自信に溢れた言葉
からひしひしと伝わってきました。


そう頭ではわかっていても、やっぱり値段が安いお店も
魅力的なので、どこでモノを買うのかというのは本当
悩みどころですね。