|
カテゴリ:本の話題
偽物語(下) そこに本物になろうという意志があるだけ、 偽物のほうが本物よりも本物だ “ファイヤーシスターズ”の参謀担当、阿良々木月火。暦の 妹である彼女がその身に取り込んだ、吸血鬼をも凌駕する 聖域の怪異とは!? 本巻では前巻のヒロインであった、主人公というか語り部で ある阿良々木暦の妹である火燐とファイヤーシスターズなる チームを組む、もう一人の妹の月火に関わる怪異の物語だった のですが、これまでの物語の流れからするとヒロインである はずの月火の影が薄すぎで、むしろ主人公である阿良々木暦 の家族というか姉妹への想いの丈を表した物語でした。 前半はただの雑談というかネタで盛り上がり、後半はタイトル 通り前巻とは違ったタイプの偽物の話が展開されるのですが、 本編として怪異の物語だけをピックアップするとページ的には 薄い物語になってしまうところ、それを飽きさせないこれまで のキャラクターとの絡みや雑談が本編の魅力で、どちらかと いうとこれまでに登場したキャラクターたちがどうなったのか 後日談が楽しみだったりします。主人公の語りだけで実際の ところは確証が取れてないですが、最初に登場した頃の設定を 忘れて大幅にジョブチェンジというかキャラチェンジを果た したキャラもいたそうですし。 本巻でも登場した数少ないキャラたちも、初期設定の印象から はだいぶキャラ変更がされたりしていましたが、それが気に ならないくらい突き抜けてて気楽に読める物語だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.23 17:37:00
コメント(0) | コメントを書く
[本の話題] カテゴリの最新記事
|