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テーマ:心のままに独り言(8837)
カテゴリ:行って来ました
以前、城倶楽部で大坂城へは行って来たのですが、なぜか
途中でべろんべろんの大はしゃぎとなってしまい天守閣の 手前でリタイア。 もちろん大坂城といえば天守閣も見所のひとつなのですが、 城好きな僕としては下調べしたところ天守閣の他にも見所 はいくつもあり、その中でも興味を惹かれたのが巨石が いくつもあるということ。 その中でもナンバー1と言われるのが蛸石なるもので、前 に行ったときもこれを見たかったのですが挫折したために うずうずしていましたので、大阪城へ蛸石を見に行って 来ました。 僕はおけいはん沿線沿いに住んでいるため、大坂城へ行く には京橋駅から徒歩で行くという、いわば大坂城の裏口 から行くことになるのですが、やはり大坂城はとてつもなく 広いなぁと思いながらさくさくっと歩いて天守閣に到着。 せっかく来たからには天守閣に入りたかったのですが、 今回の目的は蛸石ということで我慢し、外観を眺めるだけ にして桜門のほうへ歩いていきました。 初め通ったときは桜門にテンションが上がって通り過ぎて しまったのですが、桜門の解説を読んで振り返るとそこには 大きな巨石が。 実際、これが36畳分もあるといわれる巨石を目の当たりに すると、さっきまでの桜門のテンションがすっ飛んでしまう くらいの圧倒的な威圧感に、かなり驚いてしまいました。 なにより僕が素晴らしいと思ったのは、その蛸石の配石位置 でして、大手門から通ってきてこの桜門を通るとそのすぐ目 の前に蛸石があるのですが、ちょうど桜門の前は空堀で囲ま れた勾配のある土橋で、桜門の前から蛸石を望むとちょうど その蛸石の奥に天守閣が聳えているというもの。 たまたまあちこちから蛸石を見ていたら、ちょうどその構図 に行き当たったときには、この威圧感こそが大坂城の権威を 表しているのだなぁと実感し、きちんと枡形に配置しながらも こうした見た目も重視している昔の人の工夫に感動してしまい ました。 ちなみに蛸石の名前の由来は、この拡大写真にあるように蛸 に見えるものが浮かび上がっていることからだそうです。 そこから大手門目指して歩いて行ったのですが、途中でこれ また凄いなぁと感じたのが千貫櫓。 そもそもこの櫓は、大坂城が出来る前の石山本願寺時代からの 建造物らしく、織田信長が本願寺を攻めた石山合戦のときに 土橋を渡ろうとしたときに、この櫓から横矢を射られて苦戦 したそうです。 この櫓を落とした者には千貫分の賞金を払っても惜しくないと 言ったところから千貫櫓と名付けられたそうなのですが、確か に土橋から多聞櫓へ攻め込もうとすると、どうしてもこの櫓の 前に晒されることとなり、とても生きて通れるようには思えま せんでした。 そこから大手門へ向かい大坂城を通り抜けたのですが、今回 感じたことはいくら遠くなってもお城は大手門から見るほうが いいということです。 先ほども蛸石のときに書きましたが、正面から通る景色と裏 から通る景色では同じ道を通っても気付くことが違ってくる のではないかと思います。 今度また大坂城へと行く機会がありましたら、ぜひとも近いから といって京橋側からではなく、ちゃんと大手門のほうからお城 を見て回りたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.22 18:40:17
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