灰色の空のむこうには…

３日前の火曜日に社用車を借りたタチウオ先輩に、車を
借りたお礼を言いますと、やっぱりお前使ったんか！と
言われました。

そもそもお礼を言うのが遅れたのは、先輩が火曜に休ま
れていたのと、僕が水・木と連休していたので、単純に
今日ひさびさに会ったから。


先輩は水曜からずっと出勤されていたみたいなのですが、
前々から僕が火曜に車借りると宣言していたにも関わ
らず、車の中身が月曜とほとんど一緒だったために本当
に僕が使ったのかが自信がなかったみたいです。

というのも、僕が先輩の車を借りた理由が大型商品の
返品がありまして、僕の社用車は軽自動車のために全く
載せれず、先輩の車が大きなハイエースタイプの車な
ためにお借りした次第。

もちろん大きな商品を積み込むために先輩の車に積んで
あった荷物は下ろさないといけなかったのですが、その
荷物が水曜に出勤したときもほとんど同じだったので
僕が本当に使ったのかがわからなかったとか。


他にも、先輩はたばこを吸わないですが僕はたばこを
吸いまくるので先輩が灰皿をチェックしても、灰皿は
まっさらなままだったので、あれ？と思ったそうです。

でも、うちの会社の駐車場は早く帰った人間から車を
前に止めていくのですが、水曜の時点では先輩の車は
後ろに止まっていたので休んで動いていない車は自動的
に一番奥に行くはずだから、使ったのかなと。

でも決定的に使ったと思った理由が、運転席に置いて
いた先輩のクッションで、いつものポジションから少し
ずれていたからおそらく乗ったんじゃないかなという
ことでした。


ちなみに僕としてはイタズラ心満載で、使った形跡なく
元通りにして驚かそうと思っていたので、積み荷は写メ
を撮ってそれを元にキレイに積み直し、灰皿も自分の車
のものを持って行ってわからないようにしようと画策
していたのですが。

先輩と僕の運転するポジションが多少は違うので、僕に
とっては少し邪魔だったクッションを少し避けたという
だけでやっぱり僕が使ったと思えるなんて、なかなか
それも凄いことですね。

こうして改めて思ったのは、やっぱり完全犯罪をする
のって、人には何気ないところでこだわりがあったり
しますから、本当に難しいんだなぁとつくづく実感しま
した。