灰色の空のむこうには…

今日もいつものように会社に出勤しますと、隣に座っている
乙女先輩が珍しく、なぁなぁずんちゃん見てやと声を掛けて
来られました。

何かなぁと思って先輩のほうを見ますと手に握られている
のは青色をした普通のボールペンで、先輩がいきなりノート
にぐるぐると落書きをしたかと思えば、ペン先とは反対側に
あるノックの部分で書いたのを消したのです。


ボールペンの文字が消えるってすごい！とその一連の先輩の
動きを見て感動してしまいまして、思わず消したところって
消しゴムみたいになってるんですか？とたずねますと、どう
やらラバーみたいなもので擦っているイメージなので、消し
カスも出ないという優れもの。

よくボールペンで間違えたりしますと、修正ペンやら修正
テープで直すと逆に後が目立ったりしますが、このペンで
消すと全然間違えたなんてわからないくらいにキレイに
消えるのでしみじみ感心してましたら、乙女先輩はふふ～ん♪
と自慢げにされていました。


こんな便利なボールペンがあるのなら、ぜひとも僕も使って
みたいなぁとは思うものの、なぜか先輩のボールペンのインク
は青色だったのです…。

黒色だったらいろいろと書類を書くのに使えたりするのです
が、さすがに青色のインクはちょっと…、と思ってましたら、
それを先輩が買った経緯を後輩さんが教えてくれまして、
消せるボールペンを見つけた先輩はそれだけでテンションが
上がってしまい何色のインクが出るのか確認しないままに
買ってしまったとか。

最近は黒色のインクのボールペンでも、ボールペン自体は
カラフルな色のものが多いため中は全部黒色だろうと見た目は
オシャレな感じの青のものにしたそうで、買った後に使って
みて見た目と同じ色のインクが出るのに気付いたそうです。


それを聞いて、さすが乙女先輩、やることが豪快でミラクル
すぎる…、と思ったのはここだけの話です。