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カテゴリ:映画な話
シャーロック・ホームズ 実際、些細なことが何よりも重要なんだ 19世紀末のロンドン。若い女性が次々と不気味な儀式を思わ せる手口で殺される連続殺人事件が発生。ロンドン警視庁も 捜査に手こずる中、名探偵シャーロック・ホームズがこの難事件 解決に立ち上がる。はたして、持ち前の超人的な観察力や記憶力、 推理力でたちまち犯人の居所を突き止めるのだった。だがその 犯人、邪悪な黒魔術を操るブラックウッド卿は、巨大な闇の力 とのつながりをほのめかし、すぐ復活すると言い残して処刑 される。するとやがて、ブラックウッドが本当に甦ったとの報せ が。そしてブラックウッドは、ある秘密組織の頂点に立ち、 全世界を支配するという野望の実現へ暴走し始める。ホームズは その邪悪な陰謀を食い止めるべく、相棒ジョン・ワトソンとの 名コンビぶりを発揮しながらブラックウッドを追跡するのだが…。 正直なところ、小学生の頃に児童文学として読んだホームズを 想像してみるとそのアグレッシブでムチャクチャっぷりに意表 をつかれてしまう映画でした。というより、むしろホームズと いう名前だけのアクション映画だったような。基本的に探偵もの といえば事件が起こってから解決していく過程を楽しむものと 思うのですが、この映画に関してはどうにもアクションのほうが 先に来てしまって、そういう味わい深い展開というのがあっさり だったのが残念だったような。 ただ、そんなハチャメチャな展開の中にも、ホームズの洞察力 がキラリと光るシーンや、科学と魔術が混在したこの時代だから こそ取り上げられる事件、それに産業革命以来霧の都と謳われた ロンドンの風景など、ところどころに見所はあったのですが、 全体としてホームズにこだわらずに新しい探偵を題材にした ほうがストーリーとしては面白かっただけに、先入観なく見る ことが出来てもっと共感を得られたんじゃないかなと思える作品 でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.05.04 18:00:09
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