灰色の空のむこうには…

お店回りから会社に帰って残務処理をしてますと、僕の席
の後ろからフレッシュな声が聞こえてきました。


僕の後ろの席は販売促進課になってまして、うちの営業所
に来た新入社員６名のうち販売促進課に２名が配属となり、
今日の仕事内容を販売促進課にいる僕の同期に報告して
いたのです。

いくら仕事に集中していても人の話し声や物音なんかは
どうしても聞こえてしまうもので、さくっと処理しながら
同期の言うことを聞いていますと、最初のほうはマジメ
なことを言ってるなぁと思ってたのですが、いつの間に
やら世間話に。

いやいや、世間話をする時間があれば、商品を覚えるか
仕事の段取りを覚えたほうがいいんじゃないじゃな？と
思ったりもしたのですが、そこは違う部署なのであまり
突っ込むことも出来ず、仕事をしながら同期と新入社員
の会話を聞いてました。


するとしばらくして聞こえてきたのが、うちの会社の
人間は挨拶したらちゃんと返ってくるのがすごいという
のが新入社員の素朴な感想。

というのも、当然ながら新入社員のお友達たちもこの春
に就職しているのですが、他の会社のことをいろいろと
聞いてますとピリピリしてて険悪なムードが漂っている
会社が多いそうで、それはもう散々な言われよう。

うちの会社もそれなりに雰囲気が悪いときはありますが、
社会人の基本としてその日の気分がどうあれ挨拶され
えば返すのが普通と思うのでそのお友達が行った会社と
いうのもどうかと思いますが、さらに続いたのはうちの
会社で挨拶するとただ返事が返ってくるだけでなく、
何と笑顔で返ってくるそうです。


それを聞いた同期は、すかさず僕にお疲れさま～♪と声
をかけてきたので、僕は振り返りながら満面の笑みで
お疲れ！と返事をしまうと新入社員を含めて最高の笑顔
ですと大爆笑されてしまいました。

いやはやいくら同期だからとはいえ、今回は聞いていた
から良かったもののいきなりの不意打ちな無茶ぶりは
アドリブに弱い僕としては、ノールックパスではなくアイ
コンタクトでやってもらいたいものです。