灰色の空のむこうには…

うちの会社は正式には販売代理店で、メーカーから商品を
手配してお店のほうに卸しています。

ですがいつもいつも上手いこと商品が手配出来るわけでも
なく、品切れしている商品の次回入荷までの期日を短縮
するようにメーカーと折衝することもよくあります。


今朝、朝礼が終わってから外回りへ行くまでの社内処理を
していましたら、先輩からお前って一番運がない男らしい
と言われました。

前後の脈絡なく声を掛けられていきなり言われましたので、
全く意味がわからない僕は頭に？マークが浮かんでいたの
ですが、その後の先輩の説明を聞いて何となく納得しま
した。

というのも、朝礼が終わった後に担当しているお店から
商品手配の電話が先輩にかかってきたそうで、納期を確認
するためにメーカーのほうに電話したんだそうです。

で、僕たちが担当している法人さん専属の受注業務をする
メーカーの方と先輩が、商品の手配確認をする間に世間話
をしていたらしく、僕と同じ法人さんを担当している営業
は１１人いるのですが、その中で一番運がないのは僕だ
そうです。


曰く、たいてい納期確認や短縮を依頼するとメーカーが
隠し在庫としてキープしてたり、大幅に前倒しすることが
出来たりして何とかなるんだそうですが、僕のお願い
する商品はどうすることも出来ないのが多いとか。

ちなみにその先輩が手配を依頼した商品も納期的に厳しい
ものだったのですが、１つくらいなら何とか都合しますと
いうことで無事に手配出来たそうです。

そんな僕が全く知らないところで運のない男と言われてる
とは思いもしなかったのですが、確かにここ最近お願い
する商品はあまり納期が短縮出来なかったような。

僕の場合、担当件数が多いということもあって品切れして
いる商品とかは他のお店から手配したりすることが多く、
メーカーのほうにお願いするのは本当にどうしようもない
ものばかりなので、余計にそのように見えるのではないか
と前向きに思ったりするのですが…。


それから僕は外回りに出かけたのですが、普段の店回り中
にはほとんど鳴らない僕の携帯が今日は珍しく鳴りまくり
まして、そのほとんどがかなり納期の厳しい商品の短縮
依頼。

朝にメーカーの受注の方にそんなことを言われた矢先に
短縮の電話をするのもどうかと思いながらも、お店から
大至急手配してほしいと言われた２件の納期短縮依頼の
電話をメーカーにしてみたのです。

いくら受注の方には運がないと言われようと、そんな毎回
ダメダメなことが続くわけもないと思って電話してみたの
ですが、結果は２件ともどこにも在庫がなく生産上がり
待ちのためどうしようもないということでした…、しく
しく。