灰色の空のむこうには…

ONE PIECE エピソード オブ ナミ 航海士の涙と仲間の絆


オレは、助けてもらわねえと生きていけねえ
自信がある！


海賊王を目指して航海を続ける少年、モンキー・D・ルフィ
は海賊専門の泥棒・ナミと行動を共にするようになった。
数々の冒険を乗り越え、絆を深めるナミとルフィだったが、
ある戦いの最中、ナミはルフィたちの船ゴーイング・メリー
号を奪って逃亡してしまう。
どうしてもナミに一味の航海士を引き受けてほしいルフィ
たちは、ナミの足取りを追う。しかし、ナミが向かった先
ココヤシ村は、東の海一の賞金首・アーロンが率いる魚人
海賊団が支配する島だった。
そして、ナミとアーロンたちの衝撃の関係が明らかになる！

相変わらずアニメを見ない僕としては、今回の魚人島編の
エピソードを総集編で見るのは初めてなのですが、今回の
エピソードが前回よりも自然と感情移入して見ることが
出来たのはナミの生い立ちに焦点を絞っていたのと、まだ
初期の頃だったので個性的なキャラが少ないために物語が
それほどブレてなかったからなのかもしれないです。

ワンピースの魅力のひとつに個性的なキャラがありまして、
僕もそれを楽しみにしてたりするのですが、どうしても尺
の決まった映画版で新キャラに加えて一通り紹介するだけ
では登場人物が多くなりますと中途半端で物足らないもの
があり、かと言ってそれをカットするわけにもいかない
ジレンマが前回にはありましたので、アニメのようにエピ
ソードの長さを調節できるならまだしも、ダイジェスト版
にするとなると今回くらいの登場人物がベストだったと
思います。

今回のタイトルにもありますが、エピソードのテーマでは
ナミに対して魚人族たちとルフィたちの仲間としての絆の
対比がわかりやすく描かれてまして、ルフィの突き抜ける
くらいスカッとした仲間に対する思いは、見ていてとても
気持ちの良いものでした。