灰色の空のむこうには…

今のところ僕の家の近所は少し不用心になっています。

厳密にいうと僕の家の近所ではなく周りなのですが、これ
から新築住宅工事予定の更地になっていまして、ぽつんと
僕の家だけが建っている状態。


さすがに住宅街にあるので、ショートカットして更地の中
を横切ったりする人はあまりいませんが、ただでさえ１件
だけ建っているので立ち止まって見る人も多かったり。

家をジロジロ見られるのはあまりいい気分ではないですが、
まだそれも日中ならまだしも夜中に見られるというのは
落ち着かないものです。

挙句の果てには何がそんなに気になるのか、夜中に更地で
あるのをいいことに家の周りをぐるっと何周もする不審者
もいたりして、家を見ているのか違う意味でチェックして
いるのかが微妙なラインなときもあったりします。


今晩も２人組の若めな男性が家の周りを遠巻きに眺めたり、
更地に入ってうちの側面を見ている様子でした。

窓を開けていますと砂利を歩く音や、人影が窓に映ったり
して気になってしまうのですが、いくら更地とはいえ僕の
土地ではないので文句も言えず。

かといって、あまり長いこと見られるのも不審すぎるので、
とりあえずお風呂に行って出てきた時にもまだ見ていたと
したら一言物申すことにしてお風呂に入りました。


お風呂から上がった運命の一瞬、まだ２人組がいるか確認
しようと窓を開けるとそこには何と！

少し離れたところにスキンヘッドの男性が背中を向けて
座っていまして、あまりの光景に思わず心臓が止まりそう
になりました！！


若者がいるとばかり思っていたのに、予想の斜め上をいく
スキンヘッドの男性の登場にテンパってしまいましたが、
よくよく見ますと夕方に挨拶に来られた、うちの３件隣に
引っ越しされてきたご主人。

まだ見慣れてない上に、うちのご近所さんはあまりおうち
の外で見かけることがないため誰かがいるというイメージ
はなかったのですが、傍から見ればかなり威圧的な光景。

当然のことながら、先ほどの２人組の姿形はどこにもなく、
どうやらご主人は玄関先でたばこを吸っているようですが、
知らない人が見ればこれはこれで違った意味で不審者に
見えるような気が…。