灰色の空のむこうには…

会社への出勤に毎朝同じ時間のバスを目指して歩いています
と、道行く人の中には同じような予定で行動されているのか、
いつの間にか見知った顔が増えたりします。

そこまでなってくると、今度は逆に見知った顔の人と出会う
場所によってはいつもより少し早めだったり遅れてたりと、
だいたいの時間を確認することが出来たりするので面白く
思えたりするのですが。


そんな見知った顔で最近気付いたのが高校生のカップルで、
ちょうど僕がバス停への道を歩いていますと向こうから２人
して歩いてくるのです。

いくら人間観察が趣味の僕とはいえ、あまりじろじろと見て
いるわけではないのですが、出勤のときに高校生は見掛ける
ので普通ならそんなに意識もしないところなのですが、なぜ
かうちの近所の高校生ってカップルで登校してるのをあまり
見掛けないのです。

だいたい同性のグループで登校している姿が多く、僕もその
光景に慣れていたということもあったのでむしろ、カップル
で登校する姿に違和感を感じたために目に付いたのですが、
意識するようになったのは冬服姿からなので１０月以降。


どうでもいいお世話かもしれませんが、カップルで登校する
姿もさることながら、付かず離れずといったお互いの微妙な
距離感も違和感の原因でありまして、おそらくは付き合い
はじめなのかなぁと生暖かく見守ってましたら。

いつの頃からか指を絡めて歩いていると思ったら、今日に
至っては僕が記憶する中で初めて手を握って歩いていたり
しまして、何だか順調に交際が進んでいるんだなぁという
のを感じまして、青春ですなぁと見ていてしみじみ思って
しまいました。


この年になるとそんなに刺激もないので、僕も叶うことなら
もう１度その頃に戻ってあの甘酸っぱい青春時代をやり直して
みたいところですが…、考えたら僕は男子校だったのでそんな
青春時代とはまったく無縁でした、しくしく…。