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テーマ:心のままに独り言(8840)
カテゴリ:行って来ました
しばらく自粛していました一人旅ですが、何と言いますか
お城に対するこの心の疼きは止められないということで、 連休なのを利用して丸岡城に行ってきました。 今回の僕のプランには、やはり冬にお城へ行くなら雪化粧 の中がいい、それならお白ではなくお黒なお城にしようと いうものがあったので、距離と金銭的な問題から丸岡城へ 決定。 残るはコンディションということで、出発前にも天気予報 をチェックしますと、今日の福井は気温も低くて雪という 予報だったので喜び勇んで7時15分に自宅を出発! 大阪駅からはJRで福井まで目指したのですが、車窓を 見てますと山科を越えた辺りから雪が降り出し、湖西線に 入った頃には辺り一面雪景色で積もっていたので、もう テンションはうなぎのぼりに。 これは福井も期待できる!と思ってたのもつかの間、どう いうわけか琵琶湖を越えた辺りから北へ向かうにつれて 雪が見えなくなってきまして、電車で揺られること3時間 半、福井に着いたときにはちらつくだけでどこにも雪は なかったです、しくしく…。 丸岡城へは福井駅からバスで40分の距離にあるため、先 にバスの時間をチェックしますと、思ったとおりバスが来る にはまだしばらく時間があるので、先にチェックしてました B級グルメのソースカツ丼を食べに行きました。 関西でカツ丼といえば少し厚めのカツを想像するのですが、 こちらのカツ丼は薄切りにされたカツだったので最初の食感 は物足りないものがありましたが、逆にその薄さがソースと 相まってほどよく口の中でミックスされまして、食べてる 内に病みつきな感じになるほどおいしかったです。 それから少し街並みを散策した後、時間になったのでバスに 乗り込み、そこから揺られること約40分、丸岡城で下車 した僕は思わず固まってしまいました。 というのもバス停が普通の街中というか住宅街にありまして、 どこかお城かさっぱりわからず。 バス停の向かいに丸岡城へ行く人向けの駐車場がありました ので、そこで誰かに道を聞こうと思ったのですが誰もおらず、 思わず天を仰いだ僕の目に飛び込んできたのは丸岡城の天守 でした。 まさかこんな家が建つ間から天守が見えるというのも珍しい 光景だなぁと思いつつ、方角がわかったのでお城へと向かい ましたが、さすがは平日というべきか、丸岡城への入場入口 には僕の他に誰も人がおらず、ほぼ貸切状態。 ちょうど入場入口前の本丸広場にベンチがありまして、そこ からふもとにある霞ヶ城公園が見えるのですが、あまりにも その景色がキレイだったのでしばらくぼーっと眺めています と、ぱらぱらと他にも観光客が来たので僕も天守に入ること に。 やっぱり天守はいいですね♪ 雪が積もってなくてヘコんでたのもどこへやら、天守を間近 で見るなりテンションがMAX状態、中に入る前にいろいろ な角度から観察だぁー!と、あちこちからうろうろと天守の 周りをじっくり見て回り一人で悦に入ってました。 天守そばにある人柱となったお静の供養碑にお参りをした後、 逆光ですが一筆啓上石碑を見ていよいよ天守に入りました。 さすがは最古の現存天守である丸岡城なだけあって、驚いた のがこの上もなく階段が急なこと。 これまで急階段な現存天守にはいくつか行きましたが、どの 階段にも手すりがありましてそれを持ちながら上り下りすれば 何とかなったのに対して、丸岡城の階段はロープに掴まって 上り下りするという、ある意味アスレチックすぎる階段には これはさすがにやりすぎだろうと難儀しましたが、最上階から の眺めは最高でした。 ついでに、天守の中で寒冷地のため屋根瓦に笏谷石という石瓦 を使っているのはこの丸岡城だけなので、僕的に要チェック でした。 天守を見終えた後は腹ごしらえということで、お城のふもとに あるお店で越前おろしそばをいただきました。 口の中で広がる少しきつめのそばの香りがネギや大根とマッチ して、そばにはわさび派な僕でも素材そのものが持つ風味が 絶妙な香辛料となって美味しくいただけました。 そのお店から違うルートでバス停まで行き、あっさりバスに 乗って福井駅に戻ってきたのは15時前。 今回の一人旅はこれで終わりかと思いきや、実は丸岡城へは もう少しゆっくりといる予定だったのを早めに切り上げたの です。 というのも、先に書きましたお昼御飯にソースカツ丼を食べた 後の散策で福井駅周辺の地図を見たとき、駅付近に福井城址 と北ノ庄城址があるのを発見してまして、せっかく福井まで 来たのですからぜひともチェックせねば!と、ノープランな 旅だからこそ出来るその場での予定変更も、一人旅の醍醐味 で楽しいものです。 まずは福井城址に向かったのですが、僕の正直な感想として 大手門から中に入るのには少し戸惑ってしまいました。 実はこの福井城址、方形に石垣で本丸部分が囲まれている のですが、大手門から見て右側に福井県庁、なぜか左側には 福井県警がありまして、さらに天守台跡は県警の裏という バッドポジション。 いや、別に何も悪いことをしてないのでどぎまぎしなくても いいのですが、やっぱり警察にはあまり関わりたくないもの で、県警側から歩けば直線距離のところをなぜか県庁側から 回り道をして天守台を目指しました。 天守台からは復元された御廊下橋も見えたのですが、幕末 この地に賢候と呼ばれた松平春嶽公がいたことを思えば、 「お~い!竜馬」を愛読していた僕にとって、思いがけない この城址との出会いに何だか感慨もひとしおな気分でした。 そこから歩くこと10分もしないところに、今度は賤ヶ岳の 戦いで敗れた柴田勝家とお市の方が自害した北ノ庄城址に 到着。 街の商店街のビル街の間にいきなり現れた柴田神社の中に あったのですが、僕も失念していましたが数年前の大河 ドラマで浅井三姉妹が取り上げられたときに脚光を浴びた らしく、境内には柴田勝家の像以外にもお市の方や三姉妹 の像もありました。 勝家像の横には北ノ庄城天守の模型(想像)もあったりした のですが、文献には9層とある天守が現実味がないという ことで5層という模型になってたのは少し残念でした。 それでも、境内には石垣跡が残されていたりして充分に当時 の風を感じることが出来たのはとても良かったです。 とまぁ、丸岡城以外にも福井城址に北ノ庄城址と、思いも かけずに3つのお城に行けたのはひさびさの一人旅でこれ でもかというくらいに堪能してしまいました。 16時45分くらいの電車に乗って、地元に着いたのは 20時半と行きに比べてとんでもなく時間がかかったのは びっくりでしたが、やっぱりお城はいいなぁというのを 再確認出来ましたので、これからも積極的に一人旅をして お城巡りをしていきたいです。 ちなみに丸岡城のゆるキャラは城丸くんというゆるキャラ というよりむしろこわキャラなのですが、それでもやっぱり というか今回も会うことが出来ませんでした、しくしく…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.20 20:23:47
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