灰色の空のむこうには…

今日は大天津飯先輩のお店のお手伝いに行ってきまして、
仕事が終わりお店を出ようとしたとき先輩に、今回は負け
ませんからと言うと、は？と言われてしまいました。


いきなりこんなことを書くと先輩同様何のことかさっぱり
わからないかと思いますが、お店によって程度に差はある
にしろ、セキュリティの兼ね合いから店を出るとき持ち物
チェックがあるのです。

たいていは手荷物、もしくはかばんの中を見せるだけで事
足りるのですが、お手伝いに行った先輩のお店は超厳しく、
かばんの中だけでなくポケットの中のものまでトレイの上
に出さなくてはいけなかったりします。


実は先月末もそのお店にお手伝いへ行ってまして、その
ときの帰りには持ち物チェックが２ヶ所あったので先輩と
同時に守衛さんに突撃したところ、やっぱり慣れている
のかあっさり先輩がチェックを終わらせたのです。

そんなに物を入れているつもりはなかったのですが、この
着込んだシーズンにポケットから財布やら携帯やらを取り
出すというのは結構手間がかかるもので、にも関わらず
僕からすれば瞬間な感じで終わった先輩に、ふつふつと
今度は僕のほうが勝ってやると闘志を燃やしていたのです。


前に気付いたのですが実はこのチェック、かばんのものは
目で確認してもらえるのでチェックはそれほど厳しくなく、
ということは極力ポケットに入れてるものを減らせばすぐ
終わるのではと、密かに攻略法を考えましてポケットには
携帯とハンカチ、それに財布だけにしておいたのです。

これで準備万端、今日こそ先輩を倒ーっす！と誓った上で
宣戦布告をしたわけですが、先輩は一瞬何のことかわから
なかったみたいで説明するとそういうことかと納得した
のに反応が薄かったのです。

あれ？と思った僕だったのですが、いよいよ次は僕らの番
というときもう一度先輩のほうをチェックしますと…。


なんと先輩、すでにポケットのものを手にすべて持って
いたのです！

いやいや、持ち物チェックにルールなんてないんですが、
完全にフライングですやん。

さらにそんな攻略法があるとは知らない僕なので、当然の
ことながら今回の勝負も負けてしまいました…、しくしく。