灰色の空のむこうには…

今日もいつものようにお店回りをしていまして、レジ前で
社員さんと話していましたら、すたすたお客さんがやって
来られました。


するとそのお客さん、なぜか社員さんがいるにも関わらず
いきなり僕にいろいろと商品の質問をしてきたのです。

レジ前といっても立ち位置的に社員さんがレジの中で、僕
がレジの外でしたから、どう考えても普通は社員さんに声
をかけるものとばかり思ってましたが、そのお客さんは僕
の専門外の商品について尋ねるので社員さんがすぐ割って
入ってくれたのに、どういうわけか僕のほうにも確認を
求めながら社員さんと話していました。

たまに話好きなお客さんが全然関係ない第三者の僕にも
会話を振ってくるというのはありますが、どうやらこの
お客さんはそうじゃなさそうなのに、事あるごとに僕に
確認を求められるとこの場所から動きづらいような。


社員さんとお客さんの会話に適当に相槌を打っていますと、
ようやくお客さんが納得したみたいで商品を買うことに
決まったと思えば、お客さんが僕にいきなりその商品を
うちに配達してくれと言い出したのです。

いきなりの事態に僕も社員さんも、は？と固まったのを
見てお客さんは不審に思ったのか、昨日来たときおった
やろと言われたので、僕は業者の人間ですから違う人と
思いますとすかさず言ったのですが、僕としてはそれで
お客さんが必要以上に確認してきたことにやって納得。

すると社員さんは昨日誰が対応したのか、一応連絡する
必要があるのでどんな感じだったかをお客さんに尋ね
ますと、メガネをかけてて僕みたいな背格好だったとの
こと。

一応そのお店にメガネをかけているのは２人いまして、
ちょうどそのときにメガネのうちの１人である店長が
外回りから帰って来られたのですがお客さんの反応は
なく、どうやらもう１人と決定。


って、もう１人のメガネの社員さん、確かに背格好は僕
と同じくらいなのですが、年齢は５０オーバー。

いくら何でも僕はまだ３０代半ばなのに、まさか５０代
の社員さんと見間違えられるとはあまりにも心外すぎて
納得いかなかったです。