灰色の空のむこうには…

今日もいつものように仕事帰りにウォーキングして帰った
のですが、乙女先輩は別件な用事があるということで柏原
くんと帰ろうとしたところ、僕の兄貴分でもあるシェリー
先輩がいたので一緒に３人で帰ることに。

ちなみにシェリー先輩は柏原くんとは反対方面へ向かう
バスに乗られるため、帰る方角は違えども向かう先は一緒
だったりします。


僕もですが、柏原くんもシェリー先輩とは同じ法人担当と
して一緒に仕事したことがありますので、そんなに気兼ね
せずひさびさにいろいろと話しながら歩いていました。

そんなウォーキング途上の会話、シェリー先輩がおもむろ
に柏原くんにたばこを吸いたくなることはないか？と質問
されたのです。

僕も含めてシェリー先輩もたばこは吸っているのですが、
柏原くんは結婚を機に禁煙しましてもう２年ほど。

そういえば、禁煙の禁断症状の話とか柏原くんから聞いた
ことはないなぁと思いながらどんな返事をするのか楽しみ
にしてますと、ぶっちゃけ吸いたくなることがあるとか。


うちの会社には結構禁煙された諸先輩方がいるのですが、
止められたどの方たちも共通して言うのは吸ってるときは
全然平気だったのに止めてからたばこの煙に拒否反応を
起こすようになったとか。

てっきり柏原くんもそうだとばかり思ってましたが、どう
やらときどきすごく恋しくなるそうで、それを聞いて先輩
がすごくわかるわぁと言ってました。

僕は禁煙をしたことはないのであまりそのあたりの感覚が
わからないのですが、先輩も１年ほど禁煙されてたときが
あったそうで、止めたのにたまに吸いたくなる、まさに
元カノみたいな存在だと言ったかと思えば、柏原くんも
まさにそんな気分だと激しく同意していました。


禁煙した人にとってたばこが別れても好きな人のような
存在になるなんて、禁煙出来ずに依りを戻したシェリー
先輩だからこそ言えたのかもしれませんが、まさかこんな
奥が深い言葉を聞けるとは思いもしませんでした。