灰色の空のむこうには…

今日は珍しく、僕が担当しているお店のフロア長から電話
がかかってきまして、お客さんからうちの商品を雑誌で
見たとか言われたそうで、１つは確認出来たけどもう１つ
は何かわからないから調べてほしいとの問い合わせがあり
ました。


正直、そのお店からの電話のときはたいてい切羽詰まった
段階になってからの電話が多いので、かかってきたときは
また何か起こったのかとドキドキしたのですが、普通に
商品の問い合わせと聞いてほっとしたのはここだけの話。

一応はうちの商品の雑誌掲載情報など、事前でわかる範囲
のことは連絡を受けているのですが、お店が確認の取れた
商品はちょっと前に発売になったばかりの新商品なので
当然僕も知っていたのですが、同じジャンルの商品がもう
１つ掲載されていたのはまったくのノーマーク。

テレビとかでもたまにあるのですが、事前情報がなかった
のでおそらく雑誌社が独自に取り上げた、メーカーも知ら
ない企画だと踏んだ僕は、会社に確認してもおそらくは
知らないだろうと思ったので自分で調べようと、次に行く
お店が商業施設の中にあってちょうどその施設に本屋さん
が入っているのでついでに見に行くことにしました。


とりあえずはお店回りをする前に調べようと本屋さんへ
行きますと、それらしき雑誌は３冊ほどあったので流し
読みをしたところ、お店が確認取れた商品が２誌に紹介
されていまして、そのうちの１誌には同ジャンルの違う
商品が掲載されていたのですが、あまり売れていない商品
だったのでこれは違うなぁと。

そして最後に僕個人的にはおそらく本命であろう、うちの
メーカーと強力にタイアップしてしょっちゅう紹介して
くれている雑誌を見ようとしたところ…。

なぜか今月号はおまけに便利バッグが付いていたため、中
を開けられないように紐掛けされていまして、残念ながら
立ち読みすることが出来なかったのです。


こんなときに限って何でやねーん！と思いつつも、その
雑誌の表紙にはお店から問い合わせがあったジャンルの
商品の写真と名前が載っていただけに、これって何かの
嫌がらせかと思わず突っ込みそうになりました。

一瞬、その雑誌を買おうかとも思ったのですが、お給料前
で財布の中がすっからかんな僕にとって７００円弱の出費
はかなりの痛手で、これはムリだと諦めてしまった次第で。

ここまでわかったというのに、せめてどの商品が載って
いるのかわからないものかとネットでその雑誌のことを
調べてみますと、いくつか見たサイトの１つにたまたま
その雑誌をためし読みというところがありまして、見れた
目次のところにその商品の品番が載っていたのでこれは
ラッキー♪


すぐさまフロア長に、お問い合わせいただいた商品の件で
本屋さんに行って確認しますとこれだけ載っていましたと、
先の雑誌に載ってた商品といかにも読みましたよ的に目次
の商品をメールしまして、最後に決してサボってるわけ
では…、と打ちますとその返信には。

サボるのはうちのお店の応援の時だもんねと一言。

思わずグサッと突き刺さったのですが、そもそもお店へ
お手伝いに行ったときにはサボっているのではなく、ただ
売れないだけで何もしてないわけでは、と恐縮しながらも
何でイジられてるのかと不思議に思ったのは僕だけでは
ないはず。