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テーマ:心のままに独り言(8834)
カテゴリ:行って来ました
月イチ恒例でお城ツアーをしている僕ですが、行くお城の
候補としてベースにしている日本100名城というものが あります。 日本城郭協会が公募によって制定した、いわば厳選された お城ということでその中から行きたいお城を選んで起点と し、付近にあるお城を見て回るという感じで予定を立てて 行っているのですが、基本的に日帰りでツアーを組んで ますと行ける範囲も限られてくるもので。 いくつか漏れはありますが、関西から日帰りで行けそうな お城はかなり行き尽くした感がありましたので、今回は 100名城にこだわらず織田信長にゆかりのお城へ行こう と名乗らんさんと愛知県のお城へ行ってきました。 …はずだったのですが、待ち合わせの7時に名乗らんさん に会うなり墨俣城へ行くと言われてしまいました。 どうやら信長ゆかりのお城だけでは時間を持て余すらしく、 急遽予定を変更して墨俣城と大垣城へも行くことになった のですが、タイムスケジュールは名乗らんさんに任せて いましたし、僕的には見たことのないお城へ行くのは全然 ウェルカムだったので岐阜県へと向かうことにしました。 車で走ること2時間半、墨俣一夜城ってどんなところかと ひそかにワクワクしていた僕の目の前にでーん!と大きな 天守が現れたのですが、それを見てガッカリ。 いや、お城の楽しみ方は人それぞれいろいろあるとは思う のですが、僕的には自然の形そのままで残していてほしい ところなので、むしろゴテゴテと盛って作ってみましたと いうのは興ざめしてしまうのです。 まさしくこの墨俣一夜城もそんな盛って作ってみました的 なもので、そもそも一夜城が築かれたときには柵がメイン でまだ天守は存在していなかったのにこんなもの作ってと ゲンナリしながら、城内に残っている馬柵を見て一夜城を 後にしました。 次に大垣城へと向かったのですが、入ってすぐあった案内 の看板に、空襲による焼失前の大垣城天守の写真が載って まして、その姿がまさしく墨俣城と同じで余計にゲンナリ。 大垣城は妄想の墨俣城と違い、外観復元された天守だけで なく大垣公園として縄張も残されているので城内を散策 してからお昼御飯へと向かいました。 今回お昼御飯として選んだお店はこれまたラーメン屋さん。 もっと観光地してるところならご当地グルメがあったかも しれませんが付近にはなく、むしろこのお店がラーメンの 東海部門でも上位入賞しているということで目指しますと、 オープン直前の11時半前に着いたにも関わらず、すでに お店は長蛇の列でした。 1時間ほど待たされて食べたラーメンのお味は、美味しい のは美味しかったのですがベースが鶏白湯ならこれが限界 なんだろうなぁというものでした。 少し時間をロスしてしまいましたが、次に向かったのは 本日メインの信長ゆかりのお城であります小牧山城。 身も蓋もないことを言ってしまえば、ここに信長がいたと いうプレミアだけで何の見所もない城跡で、名乗らんさん 的にはさっさと次に行こうとしていたのですが、僕も同じ 気分ながらも城跡を散策したのは、以前見たテレビで大手 から天守まで一本道を作った最初のお城というのを聞いた ことがあるから。 せっかく来たからにはその眺めを見てみたいと、大手を 探して歩いたのですが、地図には載っているのにその場所 がわかりにくくて見つからず、最後ダメ元で行ったところ になかったら諦めて帰ろうというところでようやくそこで 発見。 この壮観と言いますか、美しい眺めはそれまでの疲れが 吹っ飛ぶほどの衝撃で、一見の価値ありです。 次に僕らが向かったのは勝幡城、ここは信長生誕のお城と して最近話題になっているところで、ネタとして行って みたのですが、ぶっちゃけた話ここが一番面白かったです。 この勝幡城跡には城址の石碑と織田弾正忠平朝臣信定古城 蹟の石碑、そして文化財史跡勝幡城址の木碑に勝幡城復元 図が橋の欄干にあるとの説明がありまして、どうせなら 全部見ようと行きますと、手書き看板を辿って着いた城址 の石碑からいきなりお宝探しが始まったのです。 というのも、城址の石碑のところにある説明書きに他の 石碑と木碑がある場所が書かれていたのですが、驚くこと にここから川沿いに南へ280メートルのところという 案内のみ。 まぁ、ここまで手書きの看板があったくらいなので、現地 まで車で向かうと見つかるだろうと行ったところ、どこ にも案内看板は出ておらず。 むしろここまで来たからには見ないと帰れないと、車を 路駐してあちこち彷徨うこと40分、途中で復元図も発見 しながらようやく目的の石碑と木碑を発見したときのあの 感動というか達成感は伊賀上野城で筒井天守を発見した ときに匹敵するほどハンパないものでした。 そしてラストは清州城、先に述べましたように妄想のもの には全く興味がない僕としては、清州城天守は模擬天守 なのであまり期待していませんでしたが、それでもここで 会議が行われたのかと思わせる重厚な天守はニセモノで あれ好感が持てました。 と、こうして思い返して書いていますと余裕でコーヒーの 湯気を燻らせてるような優雅な感じがしますが、実は清州 城へ到着したのが16時半前、全然下調べしてなくて知ら なかったのですが清州城の駐車場は17時までとさぁ大変。 清州城だけなら見て回るのに30分もいらないのですが、 お城から橋を渡ったところに清州古城があるとのことで、 ダッシュでそっちへ行って写真を撮ってから清州城へ戻り、 庭園を少し眺めてからお城を後にしたのですが、なんだか 忙しなかったです。 冒頭にも書きましたように、これまでは100名城を中心 にその付近のお城を見て回っていたので、ぶっちゃけた話 ハズレのお城はほとんどなく、むしろ付近にある微妙な お城は何だかなぁという感じで見てきましたので、今回の お城ツアーは一抹どころかジュウシマツくらいの不安が あったのですが、やはり信長ゆかりのお城はどこかしら 見所があり、期待を裏切らないというのはすごいなぁと つくづく思いました。 楽しみ方はちょっと違うかもしれませんが、特に勝幡城は 苦労して見つけた分感慨もヒトシオだったので、また他の お城でもそうしたただ単にお城を見て楽しむ以外の楽しみ 方が出来るお城も見つけれればと思います。 あっ、ちなみに今回岐阜県と愛知県のお城へ行ったのは 7月27日のことで、あえて今日の更新にしたのは、某 大河ドラマが清州会議だったので便乗してみたかった からだったり…。 管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」も ぜひご覧ください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.28 15:54:36
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