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テーマ:心のままに独り言(8830)
カテゴリ:行って来ました
このゲートを通ると、その先にはまだ見ぬ
世界が広がっているんだ。 さぁ、勇気を出して明日へと飛び出そう! と足を踏み出した途端、ピンポーンと嫌な音がなり、目前 にいた係員の人にこっちへ来てくださいと脇へ連れて行か れたここは保安検査場。 飛行機に乗るなんて滅多になく、これまでも何度か検査場 ではブザーを鳴らしてきた僕は今度こそとの思いも届かず 鳴らしてしまったのですが、よくよく聞くと僕が探知機に 引っかかったのではなく、僕の手荷物が引っかかったそう で。 そんな大層なものを持ってきたかなとショルダーバックを 改めてみると、僕も失念していたのですが薬を入れている ポーチから出るわ出るわ、ライターが6本ほど。 出先でライターを落とすことがあるので、いつも持ち歩いて いるポーチに予備で入れていたのですが、まさかそんなに 入ってるとは思わず、機内にライター持ち込み禁止なんて すっかり忘れていた僕は、交渉してみたのですが当然ながら 通るわけもなく1本を残して全部没収されてしましました。 先に無事通過した今回飛行機初搭乗の名乗らんさんがその やり取りを大笑いしながら見てまして、まさか出発前の朝 イチからトラブルが起こるとは予想の斜め上を行く幕開け となったのでした。 今回のお城ツアーは初の泊まりでの遠征、東北へ1泊2日 の旅。 前々からお城のニュースに、弘前城の本丸石垣修理の記事 がありまして来年の夏から天守を移動して石垣解体修理の 工事に10年もかかるというのを見ますと、これは今のうち に見とかなければと行くことに。 いきなり出足から躓いてしまいましたが、それからはこれ というトラブルもなく大阪から飛行機に乗ること1時間半、 無事青森空港へと到着しました。 空港でレンタカーをチャーターし、まずは今回のツアーの メインである弘前城へと出発しました。 東門から入り、本丸を目指しますと内濠沿いに天守が見えて きたのですが、弘前城といえば下乗橋越しに見る天守が有名 なアングル。 いやはや、桜の季節ではないにせよ、これほど天守が映える 構図というのもなかなか素晴らしいものです。 この本丸は石垣で作られていましたが、基本的に全体の縄張 が土塁で囲まれているせいか、それともシーズン的に鬱蒼と 草木が生い茂っているせいか、どうにも暗く感じてしまい がちな中、アクセントとして目を引く赤い欄干の橋はとても 印象的でした。 天守を見た後は、北の郭を通り二の丸で丑寅櫓、辰巳櫓、未 申櫓を順に見て回り、それから三の丸を抜け追手門から外に 出たところの広場でマグカツドッグを発見、ちょうど小腹が 空いたところだったので堪能したところ、時刻を見ると気が 付けば12時半。 ツアーの醍醐味として今回もグルメをいろいろ調べていたの ですが、今日はあとお城を2つ行く予定だったので時間的な 制限から弘前で食べていこうと泣く泣く断念、とりあえず感 満載な津軽らぁめんを食して次の目的地である根城へと向かい ました。 予定より少し遅れて15時前に根城へ到着、ぶっちゃけ根城 は南北朝時代のお城なので戦国期のお城ほど見て回るところ はないため、このペースなら最後の盛岡城もゆっくり見れる なぁと思っていたところにまさかの刺客が。 僕らのお城ツアーは基本的に日本100名城をベースにして いまして、各城にあるそのスタンプを集めているので今回も もらおうとボランティアガイドハウス受付に行ったところ、 応対してくれたおじさんがどこから来なすったという質問に 大阪からと答えると、なんとそのおじさんの娘さんは大阪へ 嫁いでいるのとか。 これも何かの縁だと、おじさんが張り切って根城の説明を しようとしてくれたのですが、次のお城への時間も押してる ことなのでさわりだけでとお願いしたところ、がっつり語る こと30分強…。 本家筋と分家筋の家督争いや、城跡内にあるお墓の話など 面白かったのは面白く、その基礎知識があって城内を散策 するとかなり楽しめたのですが、それから車をブッ飛ばして 盛岡に着いたのは18時。 この季節の大阪ならまだ18時でも十分に明るいのですが、 まさか緯度が変わればこんなに変わるものなのか、着いた ときにはすでに辺りは真っ暗でした…、がくっ。 ちなみに僕の携帯カメラは夜間は全然ダメダメなので、ここ からの写真提供は名乗らんさんとなりますのであしからず。 これだけ暗くなってしまっては後先はあまり関係ないだろう と、盛岡で行ってみたいところのひとつである石割桜を見に 行きました。 台詞では聞いていたのですが、いざ実物を見ますとその迫力 といいますか、力強い存在感は半端なく、ぜひとも次は桜の 季節にもう一度見に来たいと思えるものでした。 それから盛岡城へと引き返し、下曲輪から三の丸へと登ろう としたときに石垣を発見。 先ほど根城でおじさんにがっつり語られた中にはとても興味 深い話があり、盛岡城の石垣のことも教えてくれていたので じっくり見ますと、確かにおじさんの言うとおりでした。 曰く、弘前城の本丸石垣修理が新聞では話題になっていますが、 盛岡城の石垣のほうがかなり膨らんでいていまにも崩れそうで 危ないと。 この写真からは伝わるかどうかはわかりませんが、実際目の 当たりにしますとその膨らみ具合はすごかったです。 盛岡城跡は現在、岩手公園となっているのですが、辺りには 街灯もなく真っ暗闇の中を携帯のライトを頼りに進んでいき ますと、ちょうど二の丸から本丸へと渡る橋を見つけたとき、 この見事な縄張の美しさに感動してしまいました。 上の写真は二の丸から、下の写真は本丸を下りてからの写真に なるのですが、いかに街灯がないかがおわかりいただけるかと …、もとい真っ暗な中で見るのがあまりにもったいなさすぎる お城で、ぜひとも次こそは明るいうちにじっくりと園内を散策 しようと思える城跡でした。 盛岡に来たならやはり外せないのはわんこそば、というわけで 名乗らんさんとわんこそばを食べに行き、そこからホテルの ある秋田へと向かい、長いようで短く充実した1日目が終了 いたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.19 14:55:53
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