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カテゴリ:母と私
嫁ぎ先の父が亡くなり、はや32年が経ち 3日前に33回忌の法要を済ませました。 私が結婚した翌年、長男を出産し50日程で 父が亡くなったのですが、 父は亡くなる4日前に初孫の長男を抱き上げ 母に「世の中に、こんなに可愛い子がいるんだね~!」と 言っていたそうで、父が喜んでくれたことを 幼い長男に、よく話して聞かせたものでした。 ですから長男は、おじいちゃんが大好きなのです。 その長男も今や4児の父親になり、この32年の 時の流れをしみじみと感じています。 母は、この32年の間に沢山の喜びと悲しみを 味わいながらも気丈に生きてきましたが、 最近はとみに気弱になり、自分の思い込みと現実が 交錯し、事実とは異なることを言ったり、混乱したりの 場面が増えてきて、「こんな私じゃなかったのに・・」 「もう、だいぶ駄目になってきたぁ~!」の口癖が 「もう、すっかり駄目になったぁ~!」と変化しています。 それでも「33回忌の法事が済ませるまでは・・・」と 自分をふるい立たせていました。 まず、ひとつの目標を終え、次の目標は、長男が設定し 「おばあちゃん、100歳まで長生きしてよ!」と言うと 母は「100歳までで、いいのかい?もっと長生きしたいけど・・」 と冗談で切り返すユーモアのセンスを持っています。 波乱万丈の母の人生、しっかり者の母のままでいて欲しいと 願いながら、少しづつ子供にかえって行く母の様子を そばで見守っているこの頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月02日 19時06分33秒
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