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カテゴリ:気づき
先月、あるところで手にした雑誌に・・・ イヌイットの食べ物のお話が・・・ 先住民族のイヌイットの取材に行った椎名誠氏の体験談 北極海でアザラシ猟に同行し、 捕獲したアザラシをその場で解体し、まだ温かみのある肉の 塊を素手でかぶりつきながら、皆で食べる。 その様子を日本人の私たちが見ると野蛮人という人もいるかもしれない。 そこでまたひとつ椎名氏が驚いたのは、 アザラシの皮と肉の間にいもむしのような寄生虫が 彼らにとって珍味らしく、おやつ感覚で喜んで食べている。 そして生肉を火を通さず、味付けなしに食べるのは、 動物のようでもあると・・・思われるかもしれない。 たまたま、アザラシの胃の中に岩ゴケが胃液と交じり合って 消化分解されペースト状のものを肉につけて食べる これが天然ソース! ただ、なぜ生で肉を食べるかと・・・わけがある! 寒さの厳しい北極海では、樹木もなく燃料は限られている。 そのため、猟に出たときには、アザラシに感謝し その肉を喜びながら分け合う、それも捕獲したものは、 猟の仲間たちの家族のことを考えて均等に分配する。 この体験から、本当に”いのちをいただく”とは、 私たち日本人のほうが文化的な食生活をしていると 錯覚しているかもしれないと・・・ ファースト・フードやスーパーに並んでいる菓子類 またコンビ二の添加物入りの弁当・サンドイッチなどを 食べていることのほうが、”いのちをいただく”に ほど遠いと感じると・・・ 地域によっていのちをつなぐ食べ物は異なりますが、 自分の住む地域で採れる食物を自分の手で調理する ことが、分かりやすい”いのちをいただく”ことの ように思います。 椎名誠氏の体験談から、 ”いのちをいただく”を考えるお話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月12日 18時32分24秒
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