しぶとい。
サツマイモ、はじめて植えました。 梅雨前、日照りが続き、土がカンカンのところに無理を押して植えてみた。 一週間たって見た時はイモヅル20本の約半数が干からびていて、葉も枯れていて、「こりゃ、あかんわ」と己の無謀、我執を悔い、合掌したものです。 ところが。 さらに、その翌週、梅雨畑に行ってみると。 すべて黄泉返っとる! 今まで自然農園では、流石にもうあかんやろ、という諦めを幾度となく覆されてきました。 何か、その度に目頭が熱くなるのですが、今回も違わず涙しました。 生命はしぶとい。 飢饉の時、ご先祖はこのしぶとい生命力をいただいて、凌いできたのかもしれません。 そして、私たちの内にもそのしぶとさは眠っている。 臨床でも、そのしぶとさを垣間見て、密かに目を潤ませることしばしばです。 しぶとく生きるぜ。