水疱瘡後日談1。
先日、来庵された方と子どもの水疱瘡の話をしました。 その方のお子さんも昨年かかったが、幸いたいしたことがなかったとのこと。 うちの子ども3人(3人とも今月かかった)も、実に経過が速やかでした。 他のおやごさんの話を聞いていると、どうやらひどいこともあるらしい、程度は様々のよう、という話に。 まぁ、どんな病気も人によって程度は様々です。 当たり前だが、人は皆違う。食べるものから、周囲の環境、今まで生きてきた歴史(厳密にいうとご先祖から今に至るまで)が違うのだから、体の中身の状態、バランスというのは皆違う。 ということで、例え同じ病名がついたとしても、程度はまるで違ってきます。 そもそも、病名は同じになっているが、現象が似通っているだけで、程度だけではなく中身は別物、ということもあります。この場合、現代医学で見るならば、同じ薬を使っても効く人と効かない人が出る、という現象として表れていますね。 さて、話を水疱瘡に戻すと、これは風邪の変化形とみなすことができそうです。 もちろん、現代医学を崇拝する人から見れば、ウィルスの系統が違うし、何をバカなことを、ということになるのでしょうが、極力色眼鏡を外して体の変化をとらえていくと、そういう風に見えます。 即ち、余ったエネルギーが体外へ排泄されていく現象、出ていく過程の皮膚でややもたついているのが発疹として表れています。ですから、余ったエネルギーの量やそれを出していく力の個体差、気候などによる皮膚の緊張状態などの違いによって、症状の程度に差が生じます。