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テーマ:お勧めの本(7340)
カテゴリ:本
村上春樹の最新刊本。短編集である。
まぁ、僕のような村上春樹ファンにとっては新しい単行本を出してくれただけで嬉しい。にもかかわらず、この本は買わずに友達から借りて読んでしまいました。短編集だから、まぁいいやって感じもあったことは確か。 基本的にテーマというか決まったコンセプトが無く、内容はバラバラの短編集である。だから、どれが一番気に入ったかは、人それぞれ違うだろう。 ちなみに僕が一番気に入ったのは「ハナレイ・ベイ」。この本を読み終わった後で、頭の中に一番強く残ったイメージが、ハワイの峠道を越えた所にある高台から奇麗なビーチと、隣接した小さなホテルを望む風景だったので。ハワイに行ったこと無いけど。 僕の妻は「品川猿」が良かったと言っていた。確かに「世界の終わり・・・」のような寓話的な村上春樹が得意とする小説で、完成度は一番高いかもしれない。 貸してくれた友達は「偶然の旅人」が一番良かったと言っていた。エッセイのような小説で、所謂リアリズムしとてのアプローチでは一番近い位置まで行った小説かもしれない。 でも、僕が一番言いたいのは、この単行本は「幾らなんでも字が大きすぎるし行間も広すぎだろ」ということ。 僕の今の夢は、字が小さくて行間も狭くておまけに上下2段になっていてページを開いたら字がびっしりで、通勤電車で読むには重過ぎるくらい重量感があり、読み終わるのに1ヶ月近くかかるような村上春樹の小説が読みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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