Ｂｅｅｒ　＆　Ｆｏｏｔｂａｌｌ

●5/30(月)　A5th「恋愛禁止条例」公演
小嶋陽菜/大場美奈/高城亜樹/高橋みなみ/中田ちさと/前田敦子/板野友美/野中美郷/藤江れいな/松井咲子/峯岸みなみ/北原里英/佐藤亜美菜/佐藤すみれ/宮崎美穂/佐藤由加理
第3バルコニーＬ2扉1列11番

初めはこの公演だけ映画館で見れば良いかな(今回19公演は全て全国の映画館でライブ放送されている)と思っていたが、思いの外公演のチケットを買えてしまい、6公演も見に行くこととなったが、一番見たかったこのA5th公演は買うことができなかった。しかし、あきらめ切れずヤフオクで5350円で買ってしまった(定価3000円。全公演全席同料金)。席は発券するまでわからなかったが、発券したら見きれ席ではまぁまぁの席で良かった。
このA5th公演は僕のようなAKBライトファンにとっては一番見たい公演だろうと思う。2ちゃんでもこの公演のためだけに広島や大阪など遠くから来るという書き込みもあった。
この公演当時のAKBのチーム分けはチームを1軍2軍という感じで分けていた部分があったと容易に想像できるほど、新人で可愛い子はほぼチームAに配属され、その究極のチーム状態がA5th公演であった(その後方針が変わり、戦力を分配してゆく)。
また、この公演は2年とロングランされたため、有名な曲が多く僕でもほとんどの曲はAXの動画などで見て知っているため、見たかった公演である。
とまぁ、前置きが長くなったが、何だろう、実際に会場で公演が始まると、僕が思っていたほどの感動はいつまでたっても訪れない。あれほど動画で何度も見て楽しみにしていた「JK眠り姫」「君に会うたび 恋をする」を見ても、PC動画と同じだな。としか感じない。「ハート型ウイルス」はAXのようにあきちゃとりえちゃんで見たかったので、すみれ・れいなペアは僕が楽しみにしていたのと違うし、「ツンデレ」はPC動画の方が良かったと感じてしまった。
初めは、アレ?と思ったが、見ていくうちに何故感動しないかは分かってくる。昨日まで見た2つの公演と違って、緊張感がメンバーに感じられないのだ。特にあれほど見たかった前田敦子。ネットでもよく書かれているが、彼女の緊張感の無さ・やる気の無さは見ている客を萎えさせる。本人は一生懸命やっているのかもしれないが、どうしてもそうは見えない。特にMCのいい加減さは目に余る。別にMCなんてどうでも良いんだけど、どうでもいいものをどうでもよくやられると、見ている方は本当にどうでもよくなる。しかし、帰って2chを見たら「今日の前田はいつもよりやる気があった」と結構書かれていて、さらに驚きだった。
このA5th公演は前田敦子のための公演といっても過言でないほど、前田がほぼセンターで踊る曲ばかりだから、どうしても彼女の雰囲気が公演全体に波及してしまう。動画で見ているときは何も感じなかったのだけど・・・
確かに2日前のオリジナル公演を未だに作ってもらえないほど冷遇されているK2や、昨日の名古屋以外で初めて公演を行ったEみたいに緊張感もって公演を行うのは、テレビに毎日出ているようなスター揃いのA5thのメンバーたちに望むのは無理なのだと思うが、それにしても前2日と比べて緊張感の無さはちょっと。これが現在置かれているAKBとSKEの違いなのかもしれない。例えて言うならば、A5thは日本に親善試合をしに来たレアルマドリーの試合を見ているようだった。
とまぁ、ネガティブなことばかり書いたが、見ていて良かったのは板野友美だ。彼女の美しさ、ダンスの切れ、存在感はちょっとこのメンバーの中では抜けてる感じがした。正直、前田敦子の後ろで踊る板野友美は、普通の女の子の後ろで芸能人が踊っているように見え、変な感じがしたほどだ。見てるとセンターで歌うあっちゃんでなく、つい気がつくとともちんを目で追ってしまっていた。残念だけど、彼女の存在感がA5thを壊しているように見えた(秋元もそう感じたのだろう、このA5th公演のあと、板野友美はチームKへと移籍させられる)。
こんな辛口に感じたのも、ものすごい期待感と定価以上で買ったチケット代のせいだとは思う。もしこの公演だけしか見ていなかったら、すごく感動しただろう。そう思うと、人の心は何とも難しい。