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テーマ:今日の出来事(292941)
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現在、東京国立博物館・平成館に於いて奈良にある唐招提寺の国宝・重文の数々が展示されている「唐招提寺展」を観に行って来ました。
2000年より大掛かりな修復工事を進めているからこそ実現できたこの展覧会! 目玉は数年前にもいらっしゃった「鑑真和上像」そして初めての外出となる奈良の大仏様。(「るしゃなぶつ」と入力しようとしたら変換できなかった(涙)) 唐招提寺が開かれてから1200年余り、今回が初めてでそして最後の外部での公開となりました。 大仏様の背中も観ることができて満足満足です。 1995年に起こった阪神・淡路大震災の為に建物の梁などに修復をしないとどうにもならないほどの痛手を負いました。 その為に2000~2009年までと長い年月をかけて大改修をすることと相成ったわけです。 その為に現地でも通常は絶対に公開しない鑑真和上像がおわす建物の内部や、門外不出の仏像がこれでもか!というほど並んでおりました。 ずっとまえに、日本画家の東山魁夷が内部の襖絵を書き上げたとニュースで聞いた時から、一度でいいからこの目で観てみたい!!と思っていたもので、その美しさたるや言葉になりませんでした。 もちろん個人的な好き嫌いもあります。 どちらかと言うと好き・・・な画家ではなかったのですが、 日本の海や中国の山、そして鑑真和上が生まれ育った風景とやはり素晴らしいものでした。 そして鑑真和上像。 以前、東京都美術館に和上像を観に行った時、何でかわからないけれど和上像を観ていて涙が出てきたんですよ。 今回はガラスのケースに入った像でしたが、やはり涙が出ました。 美術に関して詳しいことはわかりませんが、私にとってこの像には他の仏像には無い何かがあったように感じます。 そして今回物凄く気に入ったのが「音声ガイド」 展示品の横に番号の書かれたプレートがあって、その番号を貸し出される端末から入力すると寺尾聰のナレーションで丁寧に説明をしてくれるんですよ! もう気分は「一人世界遺産」!! そのお陰か鑑賞している間に大きな声でゴチョゴチョ話す人が少なく、人数が多くごった返している割には静かに鑑賞できました。 これは是非、他の展覧会でも活用して欲しいです。 久し振りに目と心の保養をしてきた気分です。 もう、3月の6日に最終日を迎えてしまう展覧会ですが、お時間があったら是非、足を運んでみて下さい。 1200年に一度あるかないかの機会だと思いますので(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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