カテゴリ:英田サキ
エスシリーズ3巻目を読みました。
どーしてこんなところで続くなんだぁ~~~!(叫) メチャクチャ気になる終り方っ!早く続きが読みたいですっっ!! 3巻目の裂罅は「れっか」と読み、裂け目・割れ目のことらしく・・ 題名のとーり肉体的にも精神的にも「痛い」内容。 今回はヤクザ世界に勢力を広げる五堂と宗近の弟であるクロが新しい登場人物で、かなり不気味な存在。 彼らは宗近がエスであることに気付き、椎葉を巻き込みながら二人を追い詰めていきます。 エスは甘甘BLからは程遠い、暗く物悲しいストーリー。 椎葉と宗近はお互いを想いながら、立場上馴れ合うことができない ある意味禁欲的な関係。 「愛」に暴走できない二人は非常にもどかしいのですが、これが物語の1番面白いところでもあり・・ とにかく敵対しつつも愛があるという・・ しかも主従という設定は涙が出るほど萌えで・・ 大好きです!! が、読書中は正直引いてしまう恐さがあります・・・。 なぜなら宗近が鬼畜だからっ!。 1巻ではオナ○ー強要。2巻は暴力(ヒィ~)。 3巻は五堂に脅されS○X(ギャー)。 どれもこれもSで・・私の理想の「犬」からは程遠い~~(泣) でも宗近は意地悪ではないんです。ここが憎めないところ。 キッチーになってしまうのは愛があまりに深いから~。 実際、普段はとても椎葉に優しいし、甘ったれ。 椎葉のためなら全て捨ててしまえる人です。 特に「裂罅」は宗近の包容力と可愛さが爆発。 S○○シーンは恐ろしいけどカッコイイ~~っ! 「こいつに触るな」はツボでした。 さて、3巻に入り椎葉の気持ちにはかなり変化(進歩)があります。 宗近に対する気持ちが抑えられないところまできていて・・ エスを解消したくないと泣くシーンは究極に切ないですっ! 「裂罅」はまさに宗近と椎葉の想いが裂け目から溢れ出す雰囲気で・・ 二人の甘い名場面が満載です!! ・「お願い」と嫌々言う椎葉 ・パスタを作る宗近 ・添い寝するだけの二人 ・「決してひとりになるなよ」と言う宗近 ・病室でキス ・・たくさんあります!なので3巻が1番好きです~!! それにしても篠塚兄の言葉が気になりました。 「私の大事な蝶も、あの男に片羽をもぎ取られてしまった。とても美しい蝶だったのに」 『大事な蝶』とは姉であり椎葉なのか?『あの男』とは五堂?それとも宗近なのか? どちらにしてもこの人も前途多難です・・。 独特のトーンとピッタリな挿絵で展開してきたエスは次巻で最終巻。 どういうラストを迎えるのかは予測不可能ですが、救いのある結末を強く望みます~。 *エス・咬痕の感想はここ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.10 22:22:15
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