カテゴリ:榎田尤利
「少年はスワンを目指す」を読みました。著者は榎田尤利さん。
<あらすじ> 可憐な容姿を持つ転校生の櫛形はバレエ留学経験者。プロを目指していたものの、怪我で挫折。 帰国後、日本の高校になじめない彼にクラス委員長とその親友・原は近づきますが、櫛形はいつも不機嫌。 原は「王子」とあだ名がつくくらい可愛い櫛形に実は一目惚れ。 が、大柄・無表情・無口な彼はナカナカ王子と仲良くなれません。 そんな中、学園祭の出し物が「男だけのバレエ」に決定したことから、 王子は少しずつ優しい原に心を開き、クラスメートとの距離も縮まります。 そしてバレエ発表会は大成功。櫛形は挫折感から立ち直り、再び踊ることを決意します。 この本はBオフで物色中にたまたま手に取った本。 パラパラとめくると寿さんの素敵挿絵が一杯で、著者も榎田さん。即買いました♪ でも内容は「男バレエ」(笑)。このため挿絵も可笑しく、楽しいテイスト。 表紙キャラはパッと見「SEXPISTOLS」の国政&ノリ夫。 そのせいか梁田さん&鈴木さんボイスで読書しましたが、キャラの性格は全然違いました・・。 原はとにかく硬派。家では病弱な母を支える優しい青年で・・でも無表情・無口なため・・ 「骨も砕けんばかりに櫛形を抱きしめたい」 「あまりに可愛くて、そのまま櫛形を小脇に抱えて走り出したい」 と、考えていても顔には出ません。 ようはムッツリスケベなわけですが・・ 老けた外見からは想像できない純情高校生でもあるわけで・・ そのギャップが面白かったです。 櫛形は・・とにかく寿さんの絵が可愛い!!! お目々に星がキラキラ入り、口が悪くて勝気で可愛い王子にピッタリ。 1番好きなカットは女の子の衣裳を着た櫛形。困り顔が可笑しくて、原の心臓にハートが「トス」もユーモラスでした。 この小説は題材がバレエな青春もの(?)だけに、本音を言えば漫画でやって欲しかった・・ その方が男バレエの可笑しさがもっとよく出たような気がします。 でもダイナミックでノビノビとした寿さんの絵がお話とよく合っていました~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.24 16:24:07
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