カテゴリ:その他のBL小説
「やさしく殺して、僕の心を。」
「おまえは、愛を食う獣。」 「君が、ひとりで泣く夜に。」 を読みました。 神奈木さんの小説は以前「ダイヤモンドの条件」というのを読んだことがありましたが、それっきりで・・ 今回挿絵買いした「君が、ひとりで・・」が面白かったので、他2冊のシリーズ本も購入してみました。 1作目の「やさしく殺して、僕の心を。」は暴力団組織・一之瀬組の室生とジゴロ生活をしている宿無し少年・菜央の物語。 2作目の「おまえは、愛を食う獣。」は一之瀬組の息子・響ともぐりの医者・優哉の物語。 3作目の「君が、ひとりで泣く夜に。」は一之瀬組の息子・彗と少年課の刑事・橘の物語。 登場人物の響と彗は双子。そしてその守役が室生であり、優哉は室生の友人という人間関係。 響は気性が激しく暴力的。ヤクザの跡目を継ぐにはピッタリの人間ですが、異常にブラコン。 彗に対する執着は凄まじく、いっそ兄弟ホモでもよかったのに・・と思えるほど~。 これに対して彗はもの静かで病弱、とても優しい人間で響とは正反対。 こんな双子と主従関係にある室生は冷静沈着な男らしいヤクザさん。 この3名がカタギの菜央・優哉・橘と関係を持つことで様々なすれ違いやトラブルに見舞われ、 自分達がヤクザであることが恋の障害になっていきます。 ヤクザと関係を続けることで拉致や暴力に遭遇しやすい菜央。 彗と橘は職業が完全に敵同士なのでロミ・ジュリな雰囲気。 3CPとも相手のために身を引こうとしたり、頑張ったりするので 全体的に健気で切ないラブストーリー。 暴力団が主役であってもアットホームな雰囲気さえ漂い、兄弟愛も濃い! 基本的に優しい人ばかりなので、キュンキュンとなる場面多数の物語でした。 三作品に私的な順位をつけるとこんな感じ。 「やさしく殺して、僕の心を。」>「君が、ひとりで泣く夜に。」>「おまえは、愛を食う獣。」 「やさしく・・」→ハマッタらダメだと思いつつするキスがよいっ!挿絵も最高~ 「おまえは・・」→やはり年下攻はよいっ!響が可愛い♪ 「君が、ひとりで・・」→彗の変貌ぶりがよいっ!驚きました~。 この作品はもう1冊出るらしく、室生×菜央中心。 次作も楽しみです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.18 21:41:51
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