カテゴリ:あさのあつこ
あさのあつこさんの『ナンバー・6』を読みました。
以前「The MANZAI」の感想をUPした時、薦められたこの作品。 アマゾンのレビューにも「腐女子にはたまらない小説らしく、気持ち悪くなった」というものがあり・・(酷っ) イ ヨ ッ シ !! かえってBL魂に火がついてしまいました~ で、早速1~5巻まで読破♪ 舞台は近未来の架空世界。 物語は衣食住に全く困らないナンバー・6の住人・紫苑と 西ブロックと呼ばれるスラム街の住人・ネズミの出会いから始まります。 紫苑はエリート候補生として12歳まで何不自由なく育ちますが、ケガをしたネズミを助けたことから降格。 4年後、16歳になった紫苑は同僚の変死事件の容疑者としてナンバー・6から追われ、今度はネズミに助けられます。 西ブロックで それでもお互い惹かれることが止められず、特に紫苑は優しく天然ちゃんなために ネズミに対する気持ちが素直。 ネズミは皮肉屋で損得でしか動かないところがありますが、実は美しく強くカッコよく アルバイトで舞台俳優をやったりと、イロイロな顔を持っています。 ネズミは恵まれた環境で育った紫苑に厳しい態度を取りつつもほっておけず、 紫苑もどんなにキツイ事を言われてもネズミについて行くことをやめません。 物語はナンバー・6に戦いを挑む二人の姿を通して先進国と発展途上国の格差、 安楽死問題などを読者に問いかけているところがありますが、固さは感じず読みやすい。 そしてナニより萌えな表現が多すぎるところがやはりツボでした!! 二人の会話中は掌が頬に触るのは当たり前~♪ 指が髪をまさぐったり・・ 顎に指をかけたり・・ キスシーンもあるし、ダンスシーンもあるし・・ 加えて、紫苑の強烈な外見の変化が見もの! 寄生蜂に体をやられた後遺症で 紫苑の全身には赤い蛇のような痣が巻きつき、さらに髪は白色に! ・・・アニメ化して欲しいです。でなければ誰か漫画にして下さい。 俳優のように優雅な動きをするネズミと白髪で首から下に赤い蛇を巻きつけた紫苑 ビジュアル化したら素敵です!! 実はこの小説を読む直前に麻々原絵里依さんの漫画を読んでいたアタシ・・ そんなわけで何故か紫苑とネズミが麻々原キャラに・・ でも紫苑が白髪になってからは沖さんの「青の軌跡」イラストにもキャラがなったり・・ こうなると挿絵のない小説もたまにはイイかもしれません。 イメージ画像は自由自在ですから~♪ さてナンバー・6は5巻で終らず、紫苑のネズミに対する想いの強さと不気味な力を見せられたところで続く・・ 少し進度が遅く感じた5巻でしたが、とにかく早く6巻が読みたいっ!! 寄生蜂による奇病、人体実験(?)、大量殺戮など恐ろしい場面がたくさんある物語ですが、 矯正施設に謎が多いためグイグイ読める作品でした♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.12 16:07:19
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