カテゴリ:BL臭なノーマル作品
昨日に引き続き三浦しおんさんです♪
実は「風が強く吹いている」と「シュミじゃないんだ」はほぼ同時に購入。 「シュミ」はBL漫画についてのエッセイで、三浦さんがBLに対する拘りと愛を叫びまくっている書。 で、この2冊を「風」→「シュミ」の順番で読みましたが、これはけっこう正解でした♪ もし「シュミ」→「風」で読書していたら、もっと邪まな期待をしまくった筈・・。 こんなにBL好きなんだから「風」は萌場面の連続に違いないっ!・・とかね。 さて、このエッセイの題名「シュミじゃないんだ」はどういう意味かと言えば・・ 三浦さんにとって漫画を読むことは「生きる」ことと同じなんだそうです(凄っ) だから「趣味」じゃないんだ! という訳で・・ そんな作家さんがBLを深く掘り下げ、分析している本書ですが・・ 抱腹絶倒でした 只、三浦さんのお好きなBL本と私の趣味は少々ズレていたため、取り上げられている作品が分からないと盛り上がりに欠けることがあり・・ それでもよしながふみ・山田ユギ・新田祐克、あとオヤジ論については首がもげるほど大きく頷けました 特に「ジェラールとジャック」については本当に同感で嬉しくてたまらなかったっ この章の 『ベルバラ』を超えた の一文には爆笑&感動でした(笑) そして涙と鼻水が出るほどのお笑いナンバー1エッセイは 「春を抱いていた」 先ず三浦さんの妄想・香藤台詞に二ヤッとして・・ かなり同意&爆笑したのは以下のところ。 ・32ページしかない第1話に82箇所ぐらいの突っ込みどころがある (それって、ほぼ1ページに3箇所突っ込みどころが・・) ・新刊が出る度に「な、なんじゃこりゃあ!」と松田優作が乗り移ったような雄叫びをあげることが できる ・登場人物の節度はゼロに近い これだけとり上げると三浦さんが「春抱き」をお笑い漫画として捕らえているようになってしまいますが、実は愛するがゆえの感想。 マジメな部分では・・ ボーイズラブというジャンルが生んだ最大の問題作。空前にして絶後。 と書かれていました~♪ 「シュミじゃないんだ」は2001年から連載されていたものですが、この6年の間に三浦さんは直木賞を取ったりと、BLファンには心強い限り♪ 今後も後援をお願いすると共にBL小説に対する感想も是非書いて欲しいものです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.12 16:06:12
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