カテゴリ:その他のBL漫画
あとり硅子さんは、先日読んだ『シュミじゃないんだ』(三浦しをん)の挿絵を描いていた作家さん。
知らない漫画家さんでしたが、2004年に夭逝した方だとか・・ 後書きを読んでビックリしました。 で、どんな作品を書いていた人なのかな~・・と思った矢先 ボーイラブ・アワード2006の名作コミック投票所で名前を発見。 なんと5位でした。という訳で「黒男」をゲット♪(2001年DEAR+コミックス) 全部で7つのお話が収録されている短編集でしたが・・ 久しぶりにイクところまでイッテいないBLを読んでしまいましたっ!! 全編心温まる癒し系なエピソードでコメディ色もたっぷり。ププッと笑える表情やオチが面白く、 あとちょっと続きが読みたいっ!と思わせる作品だらけ。 つまりキスに到達するお話すら無いわけですが・・ 1話20ページ~30ページという短編ではこれが自然♪ 簡単にイタシテしまうBLより数倍よかったですっ!! この作品は全体的に優しい気持ちや友情がとても繊細に可愛く描かれおり、 これが霊や夢などの不思議現象と上手く絡まって独特の世界になっていました。 私的に好きなのはファンタジー色の強い「ラルゴ」と「ぶどうの瞳」。 「ラルゴ」は主従ラブで兄弟もベタ家来のトルトの惚けた気長さが魅力的でした。 「ぶどうの瞳」はユー二ィが可愛いっ!惚れた子供の成長を待つ紫の上BLがツボでした♪ あとりさんで他の出版ブツを検索しましたが、BL臭いのはこの1冊だけ?? もっと読んでみたかったですが、それは叶わず残念。 吉田直さんの時も思いましたが、30代で亡くなってしまうとは本当に早すぎますね・・ でも残すものがある人はちょっと羨ましいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.23 19:38:28
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