カテゴリ:英田サキ
英田サキさんの新刊「DEAD SHOT」を読みました。
「DEAD LOCK」シリーズ完結編です。 で、読んだ感想は・・・非常~に 疲れた ・・。 このシリーズはアメリカの刑務所ビジネスや軍事産業、そしてコロンビアの実情や裏事情がみっしりと書かれているため、丁寧な読書が要求されます。 でもそれが勉強になる上に、謎を含んで面白いっ!! しかもラブが拍車をかけるので四輪駆動読み~♪ なので充実した読後感で、心地よい疲れでした 最終巻の「DEAD SHOT」はコルブスの過去と人間性、 そしてユウトとディックの噛み合わない想いが中心に描かれていますが、 結果的にデイックの私怨は幕を引き、ハッピーエンドでよかったです。 にしても、この二人は本当に不器用な優しい人達で、特にディックの臆病さにはビックリ! 実はユウトの前ではかなり自信が無い人だということが今回分かり・・ 一見不遜な彼ですが、実態は妙に可愛い奴でした~。 そんな訳で、常にギリギリまで踏ん張り過ぎてユウトを泣かすハメに。 ラストのここ1番「・・行くな。ユウト」もタイミングが遅いっ(笑) 翻弄されるユウトはいつも可愛そうで・・でも瀬戸際の涙は毎回胸キュンでした さて、今回1番ツボだった人物は ロブ・コナーズ この人は2巻でも相当ポイントが高かったのですが、3巻はもっと急浮上 (2巻感想はここ) とにかくイイ人ですっ!! 頭脳明晰で人間的にも素晴らしく、滅法優しく、ジョークも上手い。 その上口説く時はしっかり口説くし、包容力はあるし・・ こんなに男を上げてどーするっ!? というカッコよさでしたぁ~ そんな訳でP.51の挿絵にはクゥ~。 ユウトは何故ロブにしないんだろうと真剣に考えてしまいました(アホ) 今回ロブは忍耐を試されただけで終わってしまったので この人主役のお話が凄く読んでみたいです。(幸せになって欲しい~) この他印象に残ったのはやはりコルブス。彼の生い立ちから歪んだ人間性が理解でき・・ エスの五堂も同じですが、背景を知ってしまうと憎みきれない悪役。 コルブスはマニングと出来ていたのか??という腐心はさておき、結局可愛そうな人でした。 このシリーズはラブ&サスペンスで非常~に内容が濃かったですが、これを一層盛り上げたのが 高階佑さんのイラスト。 お話と本当にピッタリで、英田さんと知らなくても手が伸びてしまいそうな美しさ 3巻の表紙ももの凄くカッコよくて、ビリビリTシャツと迷彩服にヤラレました~ この作家さんはDEAD LOCKがデビュー作?? 1巻発売の時に検索したのですが、他に作品が見当たらず・・ でも最近ではたくさん見かけるようになりました♪ (1~3巻の表紙はなんとなく直高変換・・あとBANANA FISHとか・・とっても素敵でしたっ!) さて、DEAD SHOTは雑誌と連動で全サ小冊子があるようで、 この他DEAD LOCKは10月にインターさんからCDが出るようです♪ 英田作品は次々CD化で・・、もしや英田さんは声優スキー?(笑) 制作側もこの作家さんなら売れると踏んで打診してくるんでしょうね~。 で、気になるキャストですが・・誰がイイでしょう?? 外画吹き替え経験者とか(笑) 井上さん、森川さん、三木さん、大塚明夫さん、大塚芳忠さん、平川さん、野島健児さん とかイロイロ。 楽しみですっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.29 19:55:15
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