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華藤えれなさんの「シナプスの柩」上・下巻を読みました。
この本はCD情報で興味を持ったもの。 何故って主演が小西克幸×野島健児さんだったから~ 小西さんと野島さんといえば大好きな「ねじれたEDGE」CPです! でも 原作に嵌る+好き声優出演 でないとCDを購入できないアタシ・・。 なので先ずは原作を読んでみることにしました。 で、華籐さんといえば『スレイヴァーズシリーズ』をCDで聞いたことがありますが、聞いても聞いても聞いても聞いても・・暗い印象・・。 その他『サウダージ』と『イノセントブラッド』も読みましたが、 前者は嵌れず、後者はまあまあという感じで・・ も、もしや苦手な作家さん?? という疑惑が一杯。 でも古本で「シナプスの柩」をゲットできたので、とりあえずチャレンジしてみることにしました~。 結果は・・・ 面白かった~~~っ!! 医者×医者の白衣ラブをガッツリ読書 医学世界の出世争いとラブが上手く絡み、包容力のある攻さま・樋口がお見事! 主役の水斗が記憶喪失になるという美味しいネタで、ほぼ一気読みでした 水斗は心臓外科界の権威・長山のエゴに振り回され続け、 自殺未遂の挙句、記憶を失い幼児退行・・ 水斗を好きだった樋口は長山の悪事を探りつつ、懸命に介護。 幼児・水斗と樋口の会話はとても切ないですが、素直な水斗は可愛くて・・ 罪つくりっ。 計算無しのお誘いオーラは樋口には毒で、結局××してしまったり・・ 本当に正気に戻っていないの??と突っ込みを入れたくなる場面も多数でした(笑) この物語は桐嶋親子に向ける長山の執着心が何気に怖く、 水斗も 「自分が死んだらその手で解剖して欲しい」 と樋口に頼むあたりなんだかアブノーマルで、ラブと狂気が隣り合わせ。 そんな訳で悪の総本山・長山との対決は緊迫感あり。 でも物語後半は水斗が元に戻り、かなり甘甘。 欲を言えば幼児部分をもう少し水斗に残してくれると嬉しかったのですが・・ 全体的には樋口の優しさと水斗の戸惑いが可愛らしくてよかったですっ てな感じで、7/25発売の『シナプスの柩・1』は購入することになりそうですが、2は翌月に出るのかしらん。 とりあえず小西さんがどんな声でやってくれるのか??凄く楽しみです~。 ←2巻表紙。佐々木久美子さんの絵が凄くよかったです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.10 22:57:13
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