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Unit Vanillaの『SASRA』1・2巻を読みました。
Unit Vanillaって誰?? と思っていたら 和泉桂・岩本薫・木原音瀬・ひちわゆか さん4人のことで、 このメンバーで一つの物語を作り上げるという斬新な企画です。 でもメンバーの中に好きな作家さんが一人も居ない・・ それどころか苦手な作家さんが約一名・・。(Kさん) そんなわけで購入を迷っていましたが、 本屋さんで円陣さんの挿絵とあらすじを見たら 即、心は鷲掴み 何故って罪・転生という漢字に弱い上、エジプト・ローマ・中国が登場する時代劇ファンタジー♪ 読む気満々になりました! でも一つ気になったのは、このメンバーだと木原さんだけ異様に文章力が高いということ。 バランス的にどーなの??と心配になりましたが・・ちょっと的中。 「SASRA」はプロローグを除き1・2巻で4つのお話が収録。 なので1話、1話違う作家さんが担当しているものと思われますが、 第2話の中国編だけが一味違~~うっ!! この読書中の辛さとラストの切なさは木原さんっ??! とにかく他3話は誰が担当しているか分からない文章なのですが、 中国編だけは受・紅蓮の葛藤がもの凄く上手く描かれ、 このエピソードだけ主役CPが権力に翻弄されず、その分二人の駆け引きが濃い。 又キャラの性格が他の3話と微妙に別人・・。 要するに中国編はイイ意味でも悪い意味でも浮いていました~。 (って、もし木原さんでなかったら大恥レビューですが・・) という訳でこの作品はどのお話を誰が担当しているのか?と推理するのも面白く・・ しかも各話が予想以上に充実だったのでメチャメチャ 夢中読み!! 早く3・4巻が読みたいですっ! 「SASRA」は古代エジプトのアケトとセシェンの物語から始まり、彼らは神罰によって様々な時代に転生します。 が、どの時代にあっても二人は平和で幸せな結末をむかえることができません。 そしてこの恋人達を常に見守っているのがアケトとセシェンに罪を犯させたティティで、 彼は神罰によって不死となり、罪の起源であるラピスラズリと共にさすらいます。 各物語に共通するのはアケトとセシェンの体にあった鷹と蓮の痣とラピスラズリ。 この三つはどのお話にも上手く絡みドラマチック。 ラストに必ず死が待っているのも切なくて・・・このため次々読書~。 最終的にプロローグで登場した剛将と蓮がハッピーエンドになれば、ティティは許されるのか?? 続きがとても楽しみです!! さて、1~4話を簡単に紹介しておきます。 *第1話 古代エジプト編。転生と神罰の起源。王子・アケト×神官・セシェン。 一途でまっすぐな攻に健気で美しい受け。 (年下攻め~) *第2話 古代中国編。官吏・鷹峻×細工師・紅蓮。優しく純朴な攻に捻くれ受。 (ラストが号泣もの) 以上1巻 *第3話 ローマ編。ゲルマン人剣闘士・アンドレアス×ローマ軍指揮官・ルキウス。 寡黙で真っ直ぐな攻に気高く美しい受。 *第4話 ヨーロッパ編。盗賊団首領・レオンハルト×騎士・アルフォンス。 さばけた一途攻に策士女王受。 (ストーリーに捻りあり。ある意味ハッピーエンドでした♪) で、どのお話も甲乙つけがたく面白かったですが、あえて順位をつけるならこんな感じ。 1話>4話>2話>3話 そして作家さんを推理するならこんな感じ。 プロローグ&1話=和泉さん、2話=木原さん、3話=岩本さん、4話=ひちわさん ・・かな??絶対外れてますね(汗)。 それにしても 円陣さんのイラストが全て素晴らしかったぁ~~~! 時代劇コスが好きなので、転げまわるほどイイ~~~ 思わず帯に紹介されていた<FLASH待ち受け>をゲットしてしまいました♪ あと小冊子も絶対欲しいですっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.22 19:25:36
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