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UnitVanilla さんの『SASRA』3巻・4巻を読みました。
1・2巻に引き続き凄く面白かったです~~っ!! (1・2巻あらすじ・感想はここ) とにかく読んでも読んでも神罰から逃れられない二人+1人なので、 ハッピーエンドになるまで読書が止められないっ! そして今回も 円陣さんのイラストが異常にイイーーッ 特に表紙と扉絵カラーが最高で、どれもこれも悶えるほど好き なので「b-boyモバイル」さんには扉絵フラッシュも作って欲しかった・・ 幸之助×一と京介×竜も携帯壁紙にしたいです~ (帯にあるb-boyサイトでクイズに答えるとSASRAのFLASH待受がゲットできます) さて小説の方ですが、3巻には2話、4巻には3話が収録され、 4巻のラスト2話は出だしの蓮&剛将に話が戻ってきます。 *第5回 インカ編。エスパニア通訳・リカルド×インカの王族・キリア。 渋め真っ直ぐ攻に気高く健気な受。 3巻表紙のキリアがメチャ可愛いでも先日行ったインカ展を思い出し、ミイラの国の人なんだ~とちょっと複雑(笑) ストーリーは利用しあう関係がとても切なく、ラストはリカルドがどうなったのか気になるものでした。 *第6回 江戸編。貧乏御家人・幸之助×将軍の隠し子・一。 優しい健気攻に無邪気な可哀想受。 一の境遇が非常に残酷で、その上鉄仮面なのでかなり不気味なストーリー。 しかも二人の末路は本当に哀れで・・(このお話は木原さん作と見た!) でも円陣さんの扉絵はムチャクチャ色っぽくて惚れ惚れでした。 以上 3巻 *第7回 大正~昭和初期。華族の息子・京介×ヤクザの息子・竜。 一途年下攻に侠気あふれる意地っ張り受。 微妙に子育てBLで好みなお話でした。竜はシリーズ中、1番男らしい受。 けっこうハッピーエンドな終り方でしたが、何故か「罪」はまだ許されず・・。 でも舞台は日本が続き、蓮達に繋がっていきます。 竜&京介はキャライメージがちょっと直高~♪ *エピローグ 現代。アートディーラー・剛将×大学生・蓮で、振り出しに戻る。 優しいマイペースな攻にまじめで可愛い受。 やっと元居た場所に帰り、前世を思い出す二人。罪は許され、ティティは成仏。 真実が分かっていく過程が面白かったです。 *last story 剛将&蓮のその後。 剛将は蓮に激ラブですが、蓮は自分達の想いが前世に引きずられているだけなのかよく分からず・・ ナカナカ素直になれません。 そんな中二人はトラブルに巻き込まれ、痛い目の連打。 まだ神の怒りは終っていなかったのか?? ラストはもう少し大人しくまとまってもよかった気がしますが・・ 剛将が面白いエロ男なので、重くならずにハッピーエンド♪ このエピソードに出てきた簪は粋な計らいでした。 とにかく長い長い旅が終ってよかったです 「SASRA」は1話目のアケトとセシェンが転生し、幸せに結ばれれば終了と思っていたのですが、 第4回と第7回はある意味ハッピーエンド。 なので何故終らないの??と疑問に感じましたが、 結局ラピスラズリを返さなければダメだったようで・・ last storyでなんとか納得できました。 でもこの話の流れなら、各話全て悲劇的なラストの方がよかったかも。 その方が徹底していて分かりやすかった気がします。 この物語は4人の作家さんで一つの世界が作られていましたが、 痣とラピスラズリとティティという共通点で上手くストーリーが出来上がり、 切なく悲惨なお話もゴールに蓮と剛将が待っていると思えば、どんどん消化。 1話・1話がとても魅力的で面白かったです。 ☆3・4巻あえて順位をつけるならこんな感じでした~。 5回>last>7回>6回>エピローグ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.23 21:05:29
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