カテゴリ:その他のBL小説
今月のルチル新刊は全部で8冊。
手頃な値段と作家さん&イラストレーターさん目当てで、出る度に数冊買ってしまいますが・・ 9月はとりあえず以下3冊を購入♪ ・SUGGESTION(崎谷はるひ/やまねあやの) 感想はここ ・世界が終るまできみと(杉原理生/高星麻子) ・蜜月(雪代鞠絵/街子マドカ) ☆ 「世界が終るまできみと」 この作品で先ず最初に思ったことは・・・ 暗っ! 不幸の大バーゲンというか、二人の境遇が親によって翻弄されまくるので・・ かなり哀れでした。 物語は中2の有理と怜人が家庭の事情で同居を始めるところからスタート。 二人と有理の弟・学はとてもイイ関係で、初恋も可愛く幕を開けます。 が、有理の母の死と父親同士のトラブルから同居は長続きせず、 その後有理と怜人はある事情から連絡も取れぬまま怒涛の展開。 父の失踪や死亡、記憶喪失や生活苦・・。 5年後に偶然再会を果たす二人ですが、互いの父に縛られてナカナカ素直になれません。 この作品は父親同士のアヤシイ関係も含め、イロイロと事情が切な過ぎるため つい最後まで読んでしまう小説。 が、もう少し展開が早くてもよかったような・・。 そしてオヤジ同士のラブも発展させて欲しかったな~というのが正直なところでした。 杉原さんの作品は以前「いとしさを追いかける」というのを読んだことがありますが、こちらも今回の作品同様丁寧な心理描写。只比べると「いとしさ」>「世界が」でした。 (いとしさ・・感想はここ) ☆ 「蜜月」 こちらは街子さんのイラストにひかれて挿絵買い♪ 姉の婚約者と恋に落ちてしまう禁断ものでしたが、姉と義理の兄の関係がドライだったので、 グルグルしてしまったのは主人公・由生だけ。 可哀想で健気な由生くんがかなり胸キュンでしたが、 先の読める展開で、ある意味安心な本♪ 雪代さんは数冊読んだことがありますが、かなり受・追いつめ型で今回も同じ。 これに対し「攻」はちょっと意地悪な人が多いような気がして・・ 「蜜月」の貴博も少々変態入った執着型~ 「今度逃げたら君を殺して城の壁に埋める」 ・・・これが気に入りましたっ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.18 16:14:04
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