カテゴリ:榎田尤利
榎田尤利さんの「ラブ&トラスト」シリーズを3冊読みました。(SHYノベルズ)
この作品は11月の新刊「ダブル・トラップ」がとても面白かったので、 読む気満々になったシリーズ。 (「ダブル・トラップ」感想はここ) 物語は訳ありの仕事も引き受ける速配屋の兄弟・坂東核と天のストーリーで、 配達物にまつわる事件と兄弟それぞれのラブが同時進行していくもの。 兄・核は極道の沓澤と、弟・天は幼馴染の正文と恋に落ちますが、 どちらかというと初々しい弟CPよりも兄CPの方が魅力的 何故って 沓澤がめちゃラテンなラブリーヤクザだからぁ~~っ♪ とにかく濃厚に愛全開で、核を振り向かせるためなら マンション・薔薇・豪華ディナー・爪磨き、お風呂の用意までしまくる ご奉仕型ヤーさん(笑) しかも明るく包容力があって、当然容姿もイイっ が、女王様なようで愛されることに臆病な核は彼をいつも冷たくあしらってしまい・・ そんな訳でシリーズ中1番嵌ったのが兄CP中心の3巻目「100ラブレターズ」 沓澤の所属する誠龍会の姉妹が核と天それぞれに絡み、かき回していくのが刺激的。 沓澤の核に対する執着と、核が沓澤に堕ちていく様にドキドキできました さて、ドキドキするといえば・・ 坂東兄弟のベタラブぶりも相当なもの。 落ち着いた女王系・兄とワイルド系の弟はとても気の合うベストコンビですが、 この二人のスキンシップはちょっと異常 添い寝する、おはようのキスをする、人前で平気でイチャつく、愛を告白しあう等・・ 仲がイイにもほどがある! とにかく××関係じゃないのがいっそ不思議なくらいで・・ でも兄弟ホモスキーなアタシには素敵な濃厚さでした♪ そして異常な関係といえばもう1組。それは沓澤&側近の杣。 杣は沓澤に影のように張り付いているガードですが、 主人が核とナニしている現場に同席しても動じず、沓澤も杣には見せても平気という関係は・・ どーなの?? 兄弟ラブよりこっちの方がある意味濃厚主従で・・ 杣のロボット並みの感情と忠誠心は あり得ない~~と思いつつも微笑ましかったです(笑)。 このシリーズは榎田作品の中では長編ストーリーですが、 魅力ある人物が大勢な上に、扱う事件も面白いので4冊になるのが納得。 1~3巻までは2002年~2004年にかけて出されたものにも関わらずユーモアもたっぷり♪ で、3巻目を読了後、ラブラブ4巻を読み直してお腹一杯 沓澤さんが報われて本当によかった! と、幸せ気分になれました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.19 14:58:46
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