カテゴリ:BL臭なノーマル作品
三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」を買いました。
この本は柚葉さん宅で見かけて読む気満々になった本。 何故って、山田ユギさんが漫画化するから~♪ で、掲載雑誌はこれ↓ ポプラ社の新創刊雑誌「ピアニッシモ」 (わ~、行天が多田のジャージをマフラーにっ) ポプラ社って「かいけつゾロリ」の出版社では?? 思いっきり児童文学なのにユギさん?!!と、ちょっと驚き。 が、「まほろ・・」を購入時にようやく納得。 この作品がしおんさんの直木賞受賞作だったんですね~。 て、ゲットしてから気付くアタシは相当愚か者で・・急に敷居が高くなる・・。 でもユギさんと組むあたりが流石BLスキー作家さんで、漢らしい! そしていざ本を開けば、これ又BL臭プンプンの素敵挿絵がたくさん 下村富美さんというイラストレーターさんでしたが・・こんな感じ オオ~、このオヤジと色男は一体・・ (ああ~この前髪ゴム縛りが・・BL臭っ) 結果、かなりの爆走読書となりました♪ 物語は便利屋を営む多田のもとへ高校時代のクラスメート・行天が 転がり込むところから始まります。 二人は便利屋に舞い込む依頼とその陰にある人間ドラマを一つ一つ解決していきますが、 それと同時に自分達の過去とトラウマにも向き合うことになり・・ ちょっとした悪意や、見て見ぬふりをした人間関係がとんでもない結末になって行く 切ないエピソードが満載。 が、そんな中にもバツイチ二人の笑える会話が一杯で、 特に魅力的なのが破滅型のプッツン行天。 この人は自分を少しも大事にしない、切れたら怖い男。 しかも生活能力はゼロで・・なんだか切ない上に、庇護欲をそそられる。 それゆえ行天を見捨てられない優しい多田はほとんどお母さん。 でも母性愛の中にきっと別の愛が芽生える日は近い・・筈。 行天の初めてはこの人がイイです(腐) 「まほろ駅前・・」は<覆水盆に返らず>な多田の半生が少々痛かったですが、 全体的には<笑&哀>でなかなかよいバランス。 幸福は再生すると結んだラストは感動的でした。 今後はタバコの吸いすぎに注意して、いつまでも二人仲良く暮らして欲しいです♪ にしても、このまほろ市は何でも有りな不思議郊外でした。 一体どこの市がモデルなんだか?? もしかして町田市??でもコロンビア人は多分居ないでしょう(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.07 17:53:15
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