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中華っぽい陸裕さんの表紙に釣られて「王子隷属1・2」を買ってみました。
矢城米花さんはお初作家さんでしたが、なかなか面白いファンタジーで 攻・炎流の正体は 狐 さん。 なのでイラストは常に耳付きで、何気に動物ものに弱いアタシは喰いつきがよかったです♪ お話は内乱で逃亡中の王子・紹維とそれを助けた仙狐の物語ですが、 炎流は中身も獣で言葉使いも態度も粗暴。 いきなり紹維を手篭めにしたあげく、紹維・弟を守ることを条件に性奴として契約を結ばせます。 その上王子は悪者に××されやすくかなりお気の毒・・。 てな訳で陸裕さんのイラストがめちゃめちゃイヤ~ンな感じで、かなりエロすっ。 でもチャイナ服もお上手で、犬みたいな狐もしっかり人外で・・ 巻末のしっぽにもっふ・もっふな紹維イラが最高でした♪ ストーリーは内乱を先導した黒牙を倒し、弟を王位に就かせてメデタシでしたが、 二人がラブラブになるまでは相当意地の張り合い。 なので「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えるようになるまでの心理描写が なかなかよかったです。 さて、炎流のヤンチャぶりは孫悟空風でしたが、 後半は紹維をおぶって移動するので、なんだか犬夜叉(笑) 一方紹維は健気で芯がしっかりしたタイプ。 でも実は○○だったという驚きの正体で、その辺りの因果関係も面白い。 結局最強だったのは二人を助ける仙人の子鳳でしたが、 こちらは渋くて大人なキャラ。 彼のお陰で少々話が上手すぎた感もありますが・・ 頼りがいのあるまとめ役でよかったです。 「王子隷属」は2巻で終了。 なのでもし続編ができるなら、巻末のよーな二人旅を読んでみたい♪ そして出来れば狐のもふもふ時間を長くしてもらえると嬉しいです。 (でもそうなると獣○の心配が・・笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.15 21:03:19
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