カテゴリ:榎田尤利
榎田さんの新刊『菫の騎士』を読みました。
大好きな榎田さんが大好きなファンタジーを書いてくれましたっ! しかも中世ヨーロッパ風~~♪ ストーリーは田舎の領主・アルヴィンの元へ幼少期を共に過ごした年下の従兄弟・ダンテが墓参のために帰国した所から始まります。 が、ダンテは幼い頃とは様子が激変。 ある誤解からアルヴィンの一家に恨みを抱き、 横暴オレ様でアルに酷いことをしまくります それでも人を信じることが信念の領主さまはダンテを憎みきれず、 王がアルの土地を奪いに来る事件をきっかけに二人は和解。 無愛想なオレ様騎士×お人好し天使さま が精霊の協力でハッピーエンドでした さて、今回のお話で気に入ったのは天然ホワホワなアルヴィンとダンテに憑いている菫の精霊。 アルは天使のように出来たお人ですが、ダンテと言い合いになると 昔の恥ずかしい話を持ち出したりして面白い~。 「5歳までおねしょをしていたくせに・・」 怒り方が可愛かったです♪ そして菫の精霊は臆病なプルプルさがツボで、 この精霊とダンテの本性が同じと分るシーンには胸キュン。 こちらも可愛かったです♪ 「菫の騎士」は時代劇とファンタジーが上手く絡まり、脇役も榎田さんらしく魅力的でしたが、 最初の数ページで掴みはOKという、いつもの嵌り方が何故かできず・・ 展開が少々遅めで、状況説明が多かったせいかもしれませんが・・ 1番の原因はお笑い台詞やシーンが少なかったからかも~ とにかく極端に変な人が居ないとゆーか・・ 挿絵が好みじゃなかったとゆーか・・ ファンタジィと期待しすぎて、 終わってみればいつもの榎田小説よりちょっと物足りなかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.14 13:10:59
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