カテゴリ:英田サキ
英田サキさんの新刊『黒い竜は二度誓う』を読みました。
英田さんの初ファンタジーです♪ 私的に大好きなジャンルです しかも挿絵は明日美子先生っ! コミック「同級生」の絵が非常~にツボだったので二重の喜びでした (「同級生」感想はここ) 『黒い竜は二度誓う』はアベリア国第3王子・ラシュリと、 従者・ジェイドの物語。 ラシュリは強国・ガズマールに捕らわれ、国王の慰み者になっていますが、 記憶喪失の剣闘士と出会い、彼を従者にすることが叶います。 ラシュリは素朴で一途な愛と忠誠心を捧げるジェイドを可愛いがり、 ジェイドもラシュリの心と容姿の美しさに心酔。 二人は恋に落ちかけますが、国王の嫉妬と国同士の情勢変化から命の危険にさらされます が、そこでジェイドの記憶が復活!! 竜に変身っ そんな訳で竜に守られる国となったアベリアには平和が訪れ、ラシュリも無事帰還♪ 竜の恋人と危うく獣○になりかけましたが、めでたしめでたしなのでした 「黒い竜は・・」はお伽話的な先読みのできるストーリーでしたが、 それでもアタシ好みの従攻めでやたらめったら面白かったっ。 ヤクザも刑事も居ない初ファンタジーだとゆーのに、きちんとキャラが立っていて、 しかも丁寧な心理描写と個性的で美しい挿絵に嵌る。 ラスト近くは変身方法を忘れた竜のおマヌケぶりがユーモラスで、 ラシュリの大胆さにもオオオ。 英田さんの<受>は潔くエロい人が多いですが、王子といえど例外ではなく・・ 気丈で積極的な人でした 今回の文庫は「花丸文庫BLACK」という新レーベルから出版。 <ビタースィーツでよりDARKな新選択危険領域・拡大中>と書かれていましたが・・ 黒ラキのようなレーベルを狙うつもりなんでしょうか?? この「黒竜」についてはそんなにビターでDARKなものは感じませんでしたが、 物語としては内容充実。上手い作家さんは何を料理させても美味しい♪ 今後も作家さんと絵師さんの素敵組み合わせで、 秀作をたくさん出していただきたいものです~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.22 15:23:26
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