カテゴリ:榎田尤利
榎田尤利さんの新刊『理髪師の、些か変わったお気に入り 』
を読みました♪ この物語は藤井沢商店街シリーズの最終巻。 今回は理髪師×美容師で幼馴染もの。 シリーズキャラもチラチラと総出演で・・ 当然 笑いと切なさが一杯! スンゴク面白かったです~~っ! 「理髪師の・・」で特に味があったのはゴッドハンズな理髪師・圭治(攻)。 この人はかなり早い時期から幼馴染の晴輝に邪まな感情を持っていましたが、 無表情、無愛想なために表に出ず・・ ドッシリ完璧な包容力男と見せかけて実は超繊細な小心者。 このため晴輝に気持ちを誤解され、胃をぶっ壊すほどの心労に見舞われます。 榎田さんは「ギャップやズレのあるキャラが大好き」とClaclaのコラムに書かれていましたが、 圭治はまさにそんな人! そして私も意外性のあるキャラが大好物なので、地味に執着型な圭治はツボでした~ (でも商店街ギャップキャラ第一位は歯医者さん。て、この人は豹変キャラか??) さて今回1番気に入ったのは圭治のガラスのハートぶりを表す、 セロテープやガムテームや小さな兵隊達。 榎田さんは話運びだけでなく、面白い比喩がほんとに上手いな~と実感しました♪ この他美容師として中途半端な自分に悩む晴輝の姿がストーリーに厚みをプラス。 こんな商店街が近くにあったら・・と思わせる脇役達も皆魅力的でした *私的な商店街シリーズ順位はこんな感じ↓ 「歯科医の憂鬱」>「理髪師の、些か変わったお気に入り 」>「アパルトマンの王子」> 「ゆっくり走ろう」>「ギャルソンの躾け方」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.03 21:45:56
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